あいプロ長野店では長野市内で最安値のiPhone修理を行っております。一番安い修理は当店で決まり!どこよりも早く安い修理でみなさん大満足です。画面の修理だけでなくバッテリーの交換や水没してしまったiPhoneの復旧なども得意としております。iPhoneが壊れてしまったらまずは当店へご相談くださいませ。
長野県長野市三輪9丁目43−24
イオンタウン長野三輪1階 ザ・ビッグ前
TEL: 026-219-3433
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台風も通過し、快晴とまではいかずとも比較的晴れた天気です。もともと雨の少ない長野県では梅雨でも傘を持たずに出歩く人の姿がよく見られますが、突然の雨でスマートフォンが水濡れ故障……なんてことのないように気を付けたいですね。
本日はiPhone6の水没の修理お持ち込みのお客様がいらっしゃいました。特に耐水性能のない機種であり、本体とフロントパネルもパーツ同士のかみ合わせで固定されているだけなので(iPhone6s以降の機種には本体側面を覆うおうに防水テープが接着されています)、水の侵入にはあまり強くない機種だと言ってよいでしょう。
スマートフォンに水が浸入した恐れがある場合、絶対にやってはいけないのは、水を出そうとしてスマートフォン本体を振ることです。
スマートフォンは高い気密性があり、内部には隙間なくパーツが詰まっています。そのためもしも内部に水が浸入してしまうと、なかなか排水されず、自然に蒸発するのにも大変な時間がかかります。
この時に水を外に出そうとしてスマートフォンを振ったりすると、逆にどんどん奥へと水が浸入して浸水範囲が広がっていくという結果を招くことになります。パーツの隙間に入り込んだ水は金属の腐食を招いたり、最悪の場合もっと直接的に配線をショートさせてしまいます。
「水に落としたけど電源が入ったのでしばらく使っていたら突然電源が切れた」というお客様も多いですが、まさにこの症状です。
水に落としたり内部に水が浸入した恐れがある時はすぐに電源を切ってなるべくスマートフォンを傾けたりせず、すぐに修理にお持ち込みいただくのがベストです。
どうしてもすぐに修理に持ち込めない場合も、使用するのは避けて乾燥した風通しの良い場所に放置しておきましょう。
さて、それではお持ち込みいただいた水没端末を修理していきましょう。
今回は既に電源が入らない状態でした。作業としては分解して基盤や端子をアルコール洗浄し、水を全て除去します。さらに、パーツをそれぞれ交換してみて電源が入るか、画面が映るか、などを確認していきます。
まずは本体底部の星形ネジを外します。このネジさえ外してしまえば、本体とフロントパネルを接続しているのはパーツ同士のかみ合わせのみのシンプルな構造です。フロントパネル下部の隙間に工具を差し込めば容易にフロントパネルを持ち上げることができます。
iPhone6は他の機種に比べてフロントパネルを持ち上げる際にリボンケーブルが障害になったり、差し込み過ぎた工具がリボンケーブルに接触してダメージを与えたりする心配は少ない構造なのですが、たまにパーツのかみ合わせが強い個体もあり、この時に力を入れ過ぎてダメージを与えないように注意が必要です。
フロントパネルを持ち上げてみるとやはり内部に多くの水滴が見られます。水没反応を示すシールもばっちり反応しています。まず綿棒で見える範囲の水分を除去します。
続いてバッテリーの端子を固定している金具を外し、基盤からバッテリーの端子を慎重に外します。やはり、この端子も濡れていました。水没で電源が入らなくなった原因はバッテリーの故障によることも多く、バッテリー交換だけで起動可能になることもあります。とはいえ、内部に入り込んだ水分を完全に除去しないと後々になって問題が起こることもあるので、このまま清掃を進めていきます。
バッテリーの端子を外したら、今度は本体上部にあるリボンケーブル群を外していきます。バッテリーと同じように金具で固定されているので金具を外し、基盤から端子を慎重に外していきます。幸い、見た目には水がついているようには見えませんが、この端子もアルコールで洗浄します。
このケーブル群を取り外したことで、フロントパネルと本体が完全に分離できました。フロントパネルに浸水している可能性もありますが、まずは本体の洗浄を済ませてしまいます。
基盤を取り外して超音波洗浄機でアルコール洗浄するのですが、この基盤は多くのパーツで固定されているので、ネジの位置がわかるように管理しつつ順番に全てのパーツを外していきます。
まずはSIMカードスロットを取り外し、SIMカードと一緒によけておきます。濡れている様子はありませんでしたが、念のためSIMカードもアルコールを含ませた綿棒で優しくふいておきます。
いよいよ基盤の取り外しです。ネジの数だけでなく種類も複数に及ぶので、しっかり管理しんながら分解していきます。
左上に存在するWi-Fiアンテナを固定金具から順番に取り外します。むき出しの指で金属部分に触ってしまうと故障の原因になることもあるので慎重にピンセットで取り外します。もし皮脂が付着してしまったらアルコールで拭き取ります。
右上に存在するアウトカメラも基盤に端子が接続されているので、固定金具を取り外したのち端子を取り外しておきます。
最後にバッテリーの隣にあるアンテナケーブルを取り外します。このケーブルは非常に細く、ピンセットでしっかり金具部分を掴まないと断線の恐れがあるので、慎重に取り外しを行います。
あとは基盤を直接固定しているネジを全て順番に外していけば、基盤は軽く工具を差し込むだけで簡単に持ち上がる状態になります。
取り出した基盤をアルコールを浸した超音波洗浄機に投入して汚れや水分を落とします。
洗浄している間、本体の分解を進め、パーツの隙間や下などに浸水している水を除去しておきます。
洗浄が終わったらアルコールをしっかりふき取り、内部のアルコールが完全に揮発するまで充分な時間乾燥させます。
これで分解洗浄は完了です。取り外した部品を再装着して電源が入るか確認します。
残念ながら洗浄のみで復旧することはなかったので、新しいバッテリーを装着して電源が入るか確かめてみます。
今回は幸い、この段階で復旧することに成功しました。画面のにじみやタッチパネルの不良、ホームボタンが効かないなどの異常はいまのところ見受けられません。ひとまず分解洗浄とバッテリー交換のみで修理完了です。
今回は復旧することができましたが、一度水没していまった端末は分解洗浄をしたからといって完全に直ったと断言することはできません。今はたまたま問題がないだけである日突然異常が顕在化することもあります。あくまで修理は応急のものであり、問題なく稼働している間にバックアップを取って新機種への乗り換えを検討されることをおすすめします。
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