iPhone8 ガラス割れ 画面交換修理♪
みなさまこんにちは!
あいプロベイシア名古屋みなと店の店長でございます。
本日は、名古屋市東区よりお越しいただきましたお客様の
iPhone8を修理させていただきました!!
コロナ禍でマスク生活が余儀なくされる中、faceID(顔認証)の制度が著しく低下しており、ロックを解除するには
マスクをずらさないといけないという手間が掛かってきてしまっています。
そんな煩わしさを解消すべく、一世代前の指紋認証が搭載されたモデルに出戻りする人が増加中でございます。
その証拠に、当店でのiPhone修理依頼の数は、7や8、SE初代など、指紋認証が搭載されたモデルの修理依頼が増えております!
マスクをずらさないといけない手間よりも、少し性能が下がってもいいから、指紋認証でパパっとロック解除できた方が
ストレスフリーってもんですよ!!( ̄ー ̄)ニヤリ
さてさてそんなiPhone8ですが、お客様からのご相談内容としまして、
「誤って落としてしまい、画面が割れてしまった・・・」
とのことです。
お持ち込みいただいた時の状態がこちら。
画面の右下が割れてしまっているのが分かりますね。
さらによくよく見てみると・・
画面のガラス部分が欠けてしまっており、内部が露出している状態になってしまっています。
この状態ですと、雨が水しぶきが少量、端末にかかっただけでも、欠けてしまったところから内部に水が侵入してしまい
故障してしまいます。最悪の場合基板がショートして起動しなくなる他、データが消し飛んでしまうことも・・(@_@。
また、画面が割れた状態でもそのまま使い続けている人をよく街中で見かけたりします。
画面が割れていても、液晶は普通に見えてタッチ動作も正常に機能することは多々あります。
ただ、修理屋の観点から物申すと、画面が割れてしまった場合、出来るだけ早めに修理をしていただきたいのです。
これは売上UPの為に申し上げているのではなく、そのまま使い続けることで様々な支障で後に出てきてしまうからなのです。
画面が割れたまま使い続けていると、前述した欠けた隙間から水が侵入して水没故障やショートによる故障の原因となるだけでなく、
画面が欠けていなくとも、割れたガラス片が液晶を突き破り、内部にガラス片が侵入してしまい内部パーツを傷つけてしまう恐れがございます。
すると、本来であれば画面交換修理だけで済んでいたのにもかかわらず、内部パーツのカメラやバッテリー、基板の修理も追加で
行わなくてはならなくなってしまう事態になりかねません。
そうなると追加で修理料金が発生してしまい、最終的には新品を購入した方が安くつく、なんてことも(@ ̄□ ̄@;)!!
画面が割れていてそのまま使用していて、急に液晶が点かなくなったりですとか、タッチが効かなくなってしまうことなどざらにあるので、
緊急の事態に陥る前に、修理されることをおススメいたします!( ̄ー ̄)ニヤリ
さてさて、それではさっそくiPhone8の画面交換修理を始めて参ります!!
①:画面を開ける
まず修理をするにあたって、端末の電源を落とします。
次に、ライトニングコネクタ差し込み口(充電口)の両サイドにネジを2つございます。
ここのネジ二つが画面とフレームを固定する役割を担っているので、二つとも取り外します。
次に、薄ヘラを画面とフレーム間に差し込みます。
iPhone6シリーズまでは上記画像から見て右側にヘラを(イヤホンジャック側)、
iPhone7シリーズ以降のモデルに関しては、上記画像通り右側からヘラを差し込みます。
場所を間違えると、内部パーツの破損に繋がりますので注意です。
ヘラを差し込んだら、少しだけ画面を浮かせます。
そして出来た隙間に、指の爪を入れ込んでいきます。
先ほど、画面とフレームを固定しているネジ2つを取り外しましたが、この状態ではまだ画面を開くことができません。
というのも、iPhone6s以降のモデルには防水/防塵機能が搭載されておりまして、その役割を担った要るパッキンが
画面とフレームとの間に設置されております。
このパッキンの厄介なところは、非常に粘性が高く画面とフレームを接着させてしまっているところです。
このパッキンが画面にもくっ付いて、フレームにもくっ付いているため、ネジを外しても画面を開くことができないのです。
※ただその粘性があるおかげで、防塵/防水機能が維持されるわけなので、一概にもやっかいとは言い切れないのです・・(´;ω;`)
さて、画面を開くにはこのパッキンの粘着を断ち切る必要がございます。
そこで使用するのが、先ほど隙間に入れ込んだ指の爪です!!
この爪をパッキンが設置してあるフレームの縁に沿ってスライドさせていくことで、プチプチとパッキンの接着を断ち切ることができます!!
この時指の爪の他に、ピックやヘラを使用しても良いのですが、ヘラは硬い分、液晶を損傷させてしまうリスクがあり、
薄い分、奥まで容易に差し込むことができるので、誤って奥まで差し込んでしまうと、内部パーツの破損に繋がります。
ピックに関しても、画面とフレームが接着されているところに入れ込もうとすると、厚みがある分、液晶に負荷がかかり、結果、
損傷させてしまいかねません。
そうした状況下の中、指の爪は薄くてパッキンを断ち来るのには持ってこいの道具ですし、指の肉がある分、ツメが奥まで入りすぎることも
絶対にないのでおすすめです!!
すべてのパッキンの接着を断ち切ることができましたら、画面を右側に開きます。
②:画面を取り外す
続いて、バッテリーのコネクタを外していきます。
修理を開始する前に、iPhone8の電源を落としてありますが、バッテリーのコネクタが接続されている限り
通電状態となります。
通電状態のままコネクタを接続や解除を行うと、基板に負荷がかかり、最悪ショートを引き起こす恐れがあるため、
必ず最初に電力の供給元であるバッテリーのコネクタを外しましょう!!
バッテリーのコネクタは銀色のカバープレートによって覆われているので、まずはこのカバープレートを取り外します!
といっても、ネジで固定されているだけですので、ネジを外してしまえば簡単に取り外すことができます( ̄ー ̄)ニヤリ
次に、ピンセットの先端を使って、バッテリーのコネクタを外していきます。
バッテリー方向からピンセットの先端を差し込み、てこを利用して浮かせるようにしてコネクタを外します!(‘◇’)ゞ
この時、あくまでピンセットの先端はバッテリーのコネクタのケーブル部分に当てがいましょう。
ピンセットの先端は金属なので、電力の供給元であるバッテリーのコネクタの接続部分に触れてしまうと、通電してしまい
最悪の場合、ショートを引き起こし故障してしまいます。
ここのシールドプレートの下には、バッテリーのコネクタだけでなく、画面からの液晶のコネクタとデジタイザー(タッチ機能)の
コネクタの2つが一緒に接続されております。
なので、バッテリーのコネクタを外してから、画面側の2つのコネクタも外します!
ここのコネクタを外すのに使用するのは、ナイロンスパジャと呼ばれる絶縁素材で出来たヘラです。
既にバッテリーのコネクタは外してあり、電力の供給は断っているので通電することはありませんが、
このナイロンスパジャはヘラやプラスチックよりも柔らかくゴムに似た感触となっているので、
コネクタの接続部分を傷つけてしまう危険が無いので、このヘラを使用しております!
画面側からのコネクタはサイドからヘラを入れて、コネクタ部分を引っかけるようにして外します。
次に、同じような銀色のシールドプレートが上部にもございますので、これも外します。
ここのシールドプレートの下には、画面側に取り付けられているインカメラケーブルのコネクタになります。
これもナイロンスパジャで外しましょう!
これにてようやく、画面とフレームとを分離することができました(‘◇’)ゞ
③:スモールパーツを取り外す
続いて、取り外した画面に取り付けられているスモールパーツを取り外していきます。
新品の画面にはスモールパーツは付いていないので、元の画面から移植してくる必要があるのです!
取り外すものは、インカメラケーブル、イヤースピーカー、ホームボタン、銀板の4種類です!
まずは上部に取り付けられているインカメラケーブルとイヤースピーカーを取り外します!
シールドプレートを外して、
イヤースピーカーを外します。
この二つはネジで固定されているだけですので、ネジを取り外してからピンセットでつまみ取っていきます。
次にインカメラケーブルですが、このケーブルにはインカメラの他にセンサーパーツも一体化されています。
そしてこのセンサーパーツがすごく壊れやすいパーツとなっているので取り外すときは慎重に丁寧にを心がけます。
まず、画面側の枠にはめ込まれたセンサーパーツをお掘り起こします!
黒いケーブル部分は、画面側に接着されているので先端に無水エタノールを付着させたヘラで、
接着を溶解させながらケーブルを画面から剥がしとっていきます。
画面側に残っているカバーパーツも残さず取り外しましょう!
このカバーパーツは、センサーパーツやインカメラを保護するためだけでなく、ズレ防止にもなります。
※センサーパーツがズレると正常に機能しなくなる恐れがあります。カメラも同様で端に影が出てきてしまう原因にもなります。
ホームボタンと銀板に関しては、ネジで固定されているだけですので、容易に取り外すことができます。
ただ、ホームボタンのコネクタを取り外すときに、コネクタのケーブル部分を断線させないように注意してください。
これにて、全てのスモールパーツの取り外しができました!
④:新品パネルの動作確認&スモールパーツの取り付け
次に新品パネルの動作確認を行います。
必ずスモールパーツを取り付ける前にチェックをしましょう!!
液晶がしっかり点くかどうか、タッチ機能が正常に動作するかどうかが確認できたら、再度取り外して、
スモールパーツを取り付けていきます!(‘◇’)ゞ
⑤:防水パッキンの取り付け&スモールパーツの動作チェック
続いて、防水パッキンを取り付けていきます。
手順①の画面を開く工程にて、どうしてもパッキンが伸びてしまって使い物にならなくなってしまいます。
もちろん綺麗に取り除いてご返却となるのですが、このパッキンが無いもしくは伸びてしまっていたりすると、
少量の水や雨が端末にかかるだけで、その隙間から内部に水が侵入し故障の原因となります。
当店ではお客様のご要望がございましたら、別途700円で防水/防塵パッキンの取り付けサービスも行っております!!
パッキンが取り付けれたら、スモールパーツを取り付けたパネルのコネクタを接続し、フレームに取り付けます。
そして起動させて、インカメラ、イヤースピーカー、センサーパーツの動作確認を行います。
動作に問題が無ければ、それぞれのコネクタのシールドプレートを取りつけて画面を閉じます。
最後、画面を固定するネジを2つ締めたら、修理完了です!!
修理内容 : iPhone8 画面交換修理
修理時間 : 40分
修理料金 : 4,500円~(税込)
最後に
あいプロでは、画面修理だけではなく、バッテリー交換や充電不良、水没復旧など、様々な故障にご対応しております。
また、iPhoneの他にも、ipad、androidやゲーム機など様々な機種が修理可能ですので、修理のご依頼やご質問等ございましたら、
いつでも気軽にお問い合わせくださいませ👍