あいプロ 四街道店
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今回は、iPhoneの水没処置をご紹介!
みなさん、こんにちは!
あいプロでございます!
今年ももう6月になりましたね〜
あと1ヶ月で今年も半分が終わると思うと驚いちゃいますね…w
さて、6月といえば「梅雨の時期」ですね!
当店、あいプロでこの時期最もお問いあわせが多いのが「iPhoneの水没」に関する修理お問い合わせです。
実は、iPhoneの水没修理のお問い合わせは、7月や8月といった夏本番の時期よりもこの梅雨の時期、6月の方がお問い合わせ数が多いのです。
夏本番、プールや海、川など水場にiPhoneを持っていかれる場合は実はしっかり対策をとる方が多いため、iPhoneの水没に関するお問い合わせは確かに他の時期に比べれば多いですが、そこまでではありません。
6月にiPhoneの水没修理に関するお問い合わせが多いのはやはり「雨」のせいです。
iPhoneを屋外雨中で使う場合でカッパなどを着てお仕事をされている方は気がつかないうちにiPhoneの中に雨水が入り込み、iPhoneを水没させてしまったわけではないが実質水没と同じ状況になってしまったということが多いようです。
さて、ということで今回は主に成田市内や成田市周辺にお住まいのお客様に向けてあいプロでのiPhoneの水没時に行わせていただく処置内容をご紹介させて頂こうと思います!
始めに!iPhoneを水没させてしまったら、すぐに修理店へ!
さて、iPhoneの水没に関して、iPhoneを水没させてしまった時に「ご自身で色々試してみる」という方も多いようですが、正直あまりおすすめはできません。
iPhoneを水没はダメージを受けているパーツが複数に及んでいる可能性が高く、どれだけ早く対処するかというのが重要です。
ご自身で水没したiPhoneを分解する際は、しっかり絶縁処理を行ってから分解をしないと思いもよらないところでショートしてしまうこともあり、絶縁処理はご家庭にあるものではなかなか難しいものがあります。
ショートしてしまうと、iPhoneの基板修理が必要になる場合もあります。
ですので、まずご自身でのiPhone分解、iPhone水没処置はやめたほうがいいといえます。
また、水没してしまったiPhoneを米櫃の中に入れておくと、2〜3日で乾くという記事もよく見ますが、正直あればほとんど意味がないといえます。
確かに、iPhoneを水没させてしまったのが深夜などという場合には、朝修理店に水没したiPhoneを持ち込むまでの数時間であればそのような対処法を取ってもいいのですが、米櫃の中に水没したiPhoneを入れておいても2〜3日程度では内部は乾きません。
水没してしまったiPhoneを安全かつ完全に乾かすためにはやはり一度分解してしっかり送風、クリーニングを行う必要があります。
このような処置はなかなかご自身で行うのは難しいため、早めに修理店に持っていくことをおすすめします!
あいプロでのiPhone水没処置の様子
さて、では実際にあいプロではどのようにiPhoneの水没処置、iPhoneの水没修理をさせていただいているのかを実際のご依頼を元にご紹介させていただこうと思います!
今回ご紹介させていただくのは、成田市内からお越しのお客様よりご相談いただいたiPhoneSE2の雨による水没で電源が入らないという症状です。
成田市からお越しのお客様によりますと、先日雨の中お仕事があったそうで、その際雨ガッパの中にこのiPhoneを入れておいたところ、ポケットに雨水が溜まってしまい、iPhoneの中に水が入り込んでしまったとのことでした。
iPhoneの電源も入らない状態だとのことでご相談いただきました。
iPhoneのインカメラ部分と外カメラ部分を見ると少し白くなっているのがお分かりいただけますでしょうか?
実はこれ、iPhoneのカメラ部分が水蒸気で曇っているんです。
iPhoneが水没し、内部に水が入りこむと、このように内部で水分が蒸発しカメラ部分に曇りが発生することがあります。
ここからわかるのは、このiPhoneの中には相当水が入り込んでしまっているということですね…
iPhoneをほぼ全分解していく!
さて、iPhoneの水没にはやはり内部をしっかりクリーニングした後に、しっかり乾燥させてることが必要です。
ということで、早速iPhoneを分解し、パーツひとつひとつをクリーニングし、内部を乾燥させていきます。
iPhoneは画面から分解していきます。
iPhoneの画面を取り外すと、内部に水が入り込んでいるのがよくお分かりいただけると思います。
流石にこんなにiPhone内部に水が入り込んでいると、電源も入らないのも納得です…
次にiPhoneの基板を取り外します。
この基板こそがiPhoneそのものです。
iPhoneの水没によりショートなどが起き、これが壊れてしまうと、iPhoneの水没基板修理が必要になります。
基板の上部に赤色のシールが貼っているのがお分かりいただけると思います。
実はこれ元々、白色なんです。
iPhoneが水没してしまい、内部に浸水すると、このシールが水と反応して、白→赤に変色します。
これが、iPhoneのスモールパーツです。
iPhoneのバイブレーターやカメラ、アンテナやボタンケーブル、スピーカーなどを全て取り外します。
全て取り外し、クリーニングし乾燥させます。
なかなか部品点数も多く、ネジも細かく非常に多いため、なかなかなれない方が分解→組み立てを行うのは難易度が高いと思います。
バッテリーとボタンパーツ、充電ドックのパーツ以外を取り外すとこのようになります。
小さなパーツを取り外すとやはり、水滴が出て来ました。
iPhoneの水没の厄介な点はやはりiPhoneの隅々まで水が入り込むという点です。
最後にバッテリーや充電ドックのパーツを取り外していきます。
このようにほぼiPhoneのフレームだけになれば、とりあえず一息です。
ここまででiPhoneの水没処置のための本体側分解は終了したので次に超音波洗浄機とブラシを使って基板やパーツをアルコール洗浄していきます。
iPhoneを水没させてしまった時に電源が入らないという症状の原因として、ショートなどではなく、水没が原因で腐食が進んだりすることで電気抵抗が変わってしまいうまく電流が流れないということで起こることもあります。
また、iPhone水没で内部に侵入した水の不純物などが基板やパーツについてしまうため、しっかり不純物を除去することでiPhone水没処置後の不安を取り除きます。
iPhoneの水没基板/パーツ洗浄、乾燥が終了したら元に戻していきます。
このように基板とバッテリーを残して全てを取り付けます。
これで終わり…ではなく、最後に画面が残っています。
iPhoneの画面を分解してみると、しっかり水没し水が入り込んでいました。
分解し、水分を拭き取り、ドライヤーで乾燥させます。
今回は奇跡的にiPhoneの液晶セル内に浸水はありませんでしたら、液晶セル内まで水没死している場合はこの乾燥をしても画面は使い物になりませんのでiPhoneの画面交換修理も必要になります。
【最後一番大事な写真を撮影し忘れました…】
この後、起動テストをしてみると水没してしまったこのiPhoneSE2は無事動くようになりました!
成田市からお越しのお客様にも大変お喜びいただけました!