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デジプロ×あいプロ ララガーデン仙台店
〒9８２-００１１ 宮城県仙台市太白区長町七丁目20番5号
ララガーデン長町2F
朝10時から夜は21時まで営業中！！
※現在館内全体が時短営業のため、当面の間は朝10時から夜20時までとなっております。
☎ 022-738-7273
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皆さまこんにちは！
ララガーデン長町のスマホ修理店
デジプロ×あいプロララガーデン仙台店でございます！！
当店は長いこと太白区民の側にあり長町を盛り上げている大型施設、長町MALLさん併設のショッピングモール三井ショッピングセンターララガーデン長町に入っています。
オープンは今年20201年の3月12日、まだ知らない方も多数いらっしゃるでしょう。
当店はiPhoneをはじめとするスマホ全般の修理店でございます。
iPhoneに限らずAndroidスマホ、携帯型ゲーム機、果てはPCなんかも修理しております。
部品交換で直せるものは大体直します！
その他店内ではiPhoneケースやワイヤレスイヤホンなどのアクセサリー類、旬な商品として夏場は首掛け型扇風機なども販売しております！
メーカーと直接取引ができるので、量販店や場合によっては通販サイトよりもお安くお手頃価格で販売しております！
海外デザイン製品も多数ありますので、ちょっと変わったアクセサリーや機能重視のイヤホンをお求めの方、ぜひ一度当店にお立ち寄りくださいませ！！
今回、大変珍しい修理依頼がありましたのでご紹介します。
スマホでもゲーム機でもないデジタル家電、パソコンです。
なんとなくPCは不調や明らかな物損などが発生した場合購入店舗へ持って行ったり、メーカーに電話連絡という相談方法しか思いつかないように感じます。
そのほかバッテリーが劣化してきた旨の通知(主にNEC製)が右下に表示され、交換のご相談など。
ノートPCに関してはバッテリーの取り外しができるものが多く、購入店で事前清算してメーカーから取り寄せてもらうか、メーカーと直接電話でやりとりして注文する等で入手可能なことが多いです。
しかしノートPCはデスクトップPCを小型化したのがそもそものコンセプトで、持ち運びする前提の作りではないんです、実際結構重たいですよね？
据え置きで使う前提であるにも関わらずバッテリーが付いている理由は、停電時などの予備電源です。
でないと企業で大事なデータを管理しているPCだった場合に…考えるだけで大事故ですよね。
そしてノートPCでもデスクトップでもないものがモバイルPCです。
最近ではモダンPCとも呼ばれ、こちらは携行性を主軸に置いたもので軽量で外的衝撃にも強く、バッテリーもそれなりに保ちます。
参考までに私の仕事用PCがこちらです。
NECのハイブリッドZEROという機種で、2015年の型落ちですが非常に軽くて頑丈です。
Panasonicのレッツノートに比べたら剛性やスペックでかなり劣りますが、バッテリーもまぁまぁの保ちなので緊急時は電源供給なしで3時間ほどは保ってくれます。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、ノートPCですと本体とディスプレイのヒンジ付近にあるであろうバッテリーが目視できませんよね？
モバイルPCに関しては完全に内蔵されたバッテリーでして、簡単に取り外しできないようになっています。
そのどれにも属さないのが今回依頼のあったMacBookではないかと、個人的には思っています。
電源供給がなくてもバッテリーはそこそこ保ちますが、携行性を考慮した重量とは感じにくく、それほど頑丈な素材でもありません。
ですがバッテリーは完全内蔵型です。
MacBookPro 15inch 2016 モデル：A1707
基本スペックは以下。
・プロセッサ
2.9GHzクアッドコアIntel Core i7（Turbo Boost使用時最大3.8GHz）、8MB共有L3キャッシュ
・メモリ
16GB of 2133MHz LPDDR3 onboard memory
・ストレージ
1TB PCIeベースオンボードSSD1(起動はものすごく早いです)
グラフィックス
Radeon Pro 460（4GB GDDR5メモリとグラフィックス自動切替機能を搭載）
Intel HD Graphics 530
充電と拡張性
4つのThunderbolt 3（USB-C）ポートで以下に対応：
充電
DisplayPort
Thunderbolt（最大40Gbps）
USB 3.1 Gen 2（最大10Gbps）
ビデオのサポート
本体ディスプレイで標準解像度（数百万色以上対応）と以下を同時サポート：
最大2台のディスプレイで5,120 x 2,880ピクセル解像度、60Hz、十億色以上対応
最大4台のディスプレイで4,096 x 2,304ピクセル解像度、60Hz、十億色以上対応
Thunderbolt 3デジタルビデオ出力
USB-C経由でDisplayPort出力に標準対応
アダプタ（別売り）を使用したVGA、HDMI、Thunderbolt 2出力に対応
オーディオ
ハイダイナミックレンジステレオスピーカー
3つのマイクロフォン
3.5 mmヘッドフォンポート
ワイヤレス
802.11ac Wi-Fiワイヤレスネットワーク接続、IEEE 802.11a/b/g/nに対応
Bluetooth 4.2ワイヤレステクノロジー
サイズおよび重量
高さ : 1.55 cm
幅 : 34.93 cm
厚さ : 24.07 cm
重量 : 1.83 kg
この当時の機種では相当なモンスタースペックですね、そして予想通りのそれなりの重量です。
症状は充電が貯まらないということでのバッテリー交換依頼です、この通り修理した方がいいと通知が出ていますね。
敢えて先に結末を言っておきますが、交換しても症状は改善されませんでした。理由は後程。
iPhoneにも星形の特殊ネジが使われますがごく一部です。
対してMacBookはいたるところに星形、金平糖型の一般家庭にはまず置いていないであろうネジばかり使用されています。
本体は裏面のすべてのネジを外し、隙間をまず作りますがヒンジ側は後回しです。
固いのでゴム手袋を使うと滑らずやりやすいです。
ヒンジ側は垂直に外すのでなく反対側を水平に引っ張ってストッパーを外します。感触も外れた音も分かりやすいです。
ヒンジ側両方のストッパーが外れれば裏蓋は外れます。
違和感がありましたが…バッテリーがすっかりパンパンに膨張してしまっていました。
排気口がない代わりにファンが2個搭載されて排熱への対策はしっかりできた作りですね。
なるべく左右対称に、というデザインはAppleの意地を感じます。
さていよいよ中身を。切電するためまずコネクタ類を保護する黒いカバーを外します。
軽い両面テープのようなもので接着されており、単にクッション材のような役割ですね。
コネクタは接点を噛ませるラッチ式、黒い隠しテープをめくり、ラッチを起こし水平に引き抜きます。
iPhoneに使われるリボン状ケーブルとよく似ています。
すべての機器に言えることですが、基盤に残った電力が僅かにでもあると金属と触れ合うだけでショートし、すべてが台無しになります。
絶対に非金属性で作業にあたりましょう。
先ほど外したケーブルの下にある大きなネジ。
こちらも外して完全に電力供給を切ります。
内側は金属の接点があり、iPhoneのようなのようなコネクタとは違う作りになっています。
どちらかと言えば旧世代のAndroidスマホに近いですね。
次はこの太いケーブル。これはトラックパッドのケーブルで、バッテリーに接着されており邪魔なので外します。
ここはiPhoneでよく見るコネクタでした。
そのままでは剥がせないぐらいに強いです、無理に剥がすとケーブルの断線やバッテリーが破れて穴が開き火を吹くのでヒートガンなどで軽く熱し、柔らかくなったところを剥がしましょう。
ヒートガンの代用としてドライヤーも利用できます。
ちょっと癖のある箇所です。
トラックパッドを固定してあるネジを全て外しますが同じに見えて長さが微妙に違うネジが混ざり合っているので、できるだけ配置を覚えておくか順番に並べておきましょう。
ネジを外したらトラックパッドを抜き取ります。
クランク状に形成されたリボンケーブルがまた少々癖で、斜めにしたり角度をうまく変えながらでないと引っかかって抜き取れません。
どちらかというと戻す際に大きい方の隙間から通しがちなので気を付けましょう。
無事外れました、水平に保ち小さい部品が飛ばない様優しく扱うようにしましょう。実はネジもなくフリーになった小さいワッシャーなどが含まれています。
さらにすぐ下にはディスプレイがあります。本体を裏返している意識をしっかり持ち作業にあたりましょう。
今回は充電不可で給電なく起動できなかったPCでしたのでそのまま作業しておりますが、本来はオートブートをOFFにして作業した方が身のためです。
でないとトラックパッドを抜き取る際に作る隙間に反応(ディスプレイを開いた状態になるため)して勝手に電源が入ってしまいます。
バッテリー関連最後のコネクタです。
ここを外せばバッテリーを外すのももう目の前です。
iPadより気持ち接着力の弱い両面テープでした。
熱するにも裏側がディスプレイ及びキーボードなのでヒートガンは多用できず、アルコールで溶かしながら地道に剥がしていきます。
今回はトランプですとやや厳しい感触でしたので、トランプで切り口を作りつつプラスチックのスパッジャーでゆっくり剥がしていきました。
地味ですがバッテリーは接続部分が基盤の下に来るようになっており、外す際も取り付ける際も基盤を起こして隙間を作ってあげる必要があります。
基盤を固定するネジ全部、とまでは行きませんが楽に持ち上げられるくらいまでは外しましょう。
そして完全にバッテリーが外れた姿がこちら。
バッテリーはまた不思議な配置…EMS腹筋マシンのようです。
残った両面テープは全て剥がします。
両面テープを剥がしきった頃にエアダスターで飛ばせるホコリは飛ばしておきましょう。
場合によってはアルコールで拭き取ってもいいと思います。
とにかくPCはスマホ以上にホコリが入るので、環境によっては内部でカビが繁殖している場合も…
完全に接着する前に仮付けして動作確認するのはiPhoneと同様です。
中略していますがバッテリーを貼り付けネジ、部品をあるべき場所に移し組み上げて終了です。
交換後は電源に接続している間はこのように電源が入りPCとして使用できます。
充電が貯まらない症状は変わらず、そんな時にはSMCリセットというものを試しましょう。
モデルによってやり方が異なりますが、このモデルの場合は
「システム終了」→キーボードの「shift + control + option」キーと電源のボタンを同時に10 秒間押し続ける→すべてのキーから指を放し数秒待つ→電源のボタンを押して起動する
何度か試し、他のモデル用のSMCリセットも試しましたが全く状況変わらず…
システムレポートのメニューから電源の項目を見てみても、バッテリーは認識しており充放電「０」と真新しいものが取り付けられたことを意味する表示にもなっています。
さらに２日ほど充電してみたり、敢えて空の状態で放置もしてみましたが一向に進展なし。
修理サービス推奨の通知も表示されたままでした。
この場合は充放電を制御するチップ、基盤に問題がある可能性が高くなります。
そうなるといよいよ基板修理ですが、さすがに設備がないため当店ではこれ以上のことはできない領域に入ってしまいました。
いずれにしても元のバッテリーは膨張して使用は危険な状態ですし、戻すことも不可能です。
お客様にご連絡をし、事情を説明し現状渡しです。
基盤修理ができ充電が再び可能になれば、スペック的にも申し分なし、さらにクリーンなバッテリーですから有効活用はできる機種です。
このまま終わらせるにはもったいないなぁ…と感じました。
ですが我々はあくまで交換依頼を受けております。
スマホも含めてすべての機種がそうですが、部品交換することと症状が改善することはまた別のお話です。
そこはご理解いただきたく思います。
ともあれ今回の交換費用は内部クリーニング込みで税込19,000円と、極めて破格の金額で作業させていただきました。
時間としては合計7～8時間ほどかかったかとは思います、数日お預かりが好ましいですね。
PCのバッテリーは価格が上下しやすく安定しないため交換費用はほとんどが時価になってしまいますが、今回のお客様曰く他の修理店ですと40,000円～が多かったそうです。
今後も費用はなるべく他に負けないよう努力していきます！
この後も随時ご相談、お待ちしております。
デジプロ×あいプロ ララガーデン仙台店
〒9８２-００１１ 宮城県仙台市太白区長町七丁目20番5号
ララガーデン長町2F
朝10時から夜は21時まで営業中！！
※現在館内全体が時短営業のため、当面の間は朝10時から夜20時までとなっております。
☎ 022-738-7273
修理の相談などは
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