【iPad 修理 甲府】あいプロ甲府店ではスマホだけでなくiPadなどのタブレット端末の修理も受け付けております！

それでは実際の作業内容の方に進んでいきましょう！

バッテリー交換依頼を頂いたiPad Air2なのですが、お持ち込みいただいた時にお客様がかなり動揺しており、どうしたの思ってよく見させていただいたのですが、正面からだと全く問題ないように見えますね。

もちろんバッテリーの減りが早いと言った症状は有るようですが、それどころではない大問題が一つありました！！

横から見ると割ととんでもないことになっています！

iPhoneなどでもたまにある症状なのですがバッテリーの膨張が原因です。

現状としてはバッテリーの膨張によりタッチパネルが裏から押し上げられて本体と隙間ができてしまっています。

修理前に動作の確認をさせていただいたのですが、液晶の表示やタッチ機能には特に問題はありませんでした！奇跡的ですね！

このままでも使うことは出来るのですが、これよりもさらに膨張する危険性やそもそもバッテリーという危険物が膨らんでるということで恐怖感もありますのでこうなった場合は早急に交換をしてしまいましょう！

いきなり爆発は無いにしても、もしこのまま放置し続けたとしたらおそらく液晶ディスプレイは割れ、タッチ機能も正常に使えなくなり、最終的には本体基板部へも悪影響を及ぼし再起不能になる可能性も十分にあります。

こういった事態にならないためにもこのタイミングで新しいバッテリーに替えて安心して使用できるようにしましょう！

ちょっとお話は逸れますが、バッテリーの膨張に関して少し詳しくご紹介したいと思います！

現在スマホなどの携帯端末に使われているバッテリーはリチウムイオン電池と呼ばれるものが主流です。

車のバッテリーなどは国産車ですと開放型と呼ばれる物が多く気密性はあまりありません。

しかし携帯端末に関して気密性がないというのは致命的となってしまいますので密閉型バッテリーと呼ばれる方式が採用されています。

この密閉型バッテリーは充放電を繰り返すと、構造上どうしてもバッテリー内部にガスが溜まってしまうという欠点があります。

開放型でいしたら外に逃げていくのですがこの密閉型はひたすらにたまり続けます。ガスが発生するのはバッテリーの仕組みの上で起きてもおかしくないことですので異常というわけではありません。

特にバッテリーの膨張が起きやすい状況として上げられるのが、一つは消費電力の高い動作をし続けるというものがあります。

これはまず第一に消費電力が大きいので充電回数が増えるということと、その充電諸費スピードの速さからバッテリー内部での化学反応（充電・放電）が急速になるということがあります。これらはガスが発生しやすい状況ですので、膨張に繋がる可能性が高くなってきますね。

もう一つの原因としては充電ケーブルを長時間つないだままでの放置や使用です。

最近ですとゲームのクオリティも非常に高いものが増えて端末側に要求するスペックもかなり高度なものとなってきました。

それによりゲームをプレイする際は充電しながらというのが基本的な流れになりつつあります。そうでもしないとすぐに充電が空になってしまいますからね！

ということはバッテリーの内部では電気が消費され続けてそれを補うように充電もされ続けるという自転車操業状態です。

この使用方法がバッテリーには一番負担をかけるものとなります。するとやはり内部でガスが発生しやすくなります。上に書いたなくなったら充電、というのに比べるとかなり変わってくるようです。

また、使わずともよる枕元にケーブルを挿したまま床に入るという方が大半可と思います。

これは使用していく上でどうしてもしょうがない部分なのですが、できれば避けたほうがいいですね！

現在のiPhoneなどでは充電が満タンになると制御が入りバッテリーには電気があまり流れないようになります。

しかし待機電力もあり少なからずバッテリーは消費していますので長時間電気の出入りがある状態というわけです。夜寝ている間にも通信などはしているのでこの消費電力というのもバカには出来ません。

やはりの使い方でもバッテリーには負荷がかかるようになってしまいます。

これを回避する方法としては使うタイミングと充電のタイミングを分ける方法ですね！

使って残量が少なくなったら充電する、と言う風に使っていけば比較的バッテリーへの負荷を少なく済ませることが出来ます！

毎日これをするのはどうしても難しくなりますが、思い出した時にやるだけでも変わってきますのでぜひお試しください！

さて、それでは本題のiPad Air2のバッテリー交換をしていきたいと思います！

iPadの修理は同じアップル製品のiPhoneとは違ってきます。

iPhoneは液晶ディスプレイとガラスが一体型となっており本体へははめ込みとネジ止めというようになっていますが、iPadはガラス（タッチパネル）、その下に液晶ディスプレイと言う風に二段構造になっています。

そしてそれらは本体フレームに接着シールによって強固に接着しています。なのでまずはこの接着を外して本体からタッチパネルとディスプレイを外して上げる必要があります

しかしネジ止めがないので日常で簡単に外れては困ります！笑

この接着はかなり強いもので、iPad修理に於いてこ画面外しが最初で最大の難関と言っても過言ではないですね！

ですが、今回のケースは不幸中の幸いといいますかバッテリーの膨張によって少し空いているので比較的空けやすいものになります！

とは言いましても手順は変わらず通常の場合と同じように進める必要があります。

まず最初にするのが、熱によって接着を弱める行程です。

熱を加えると言う言葉でピンとくる方もいらっしゃるかもしれませんね！そうです、ヒートガンを使います！

このヒートガンは文字通り銃のような見た目をしていまして先端の吹出口から高温の風を出す機械です！イメージとしては超強力版ドライヤーですね！

これで髪を乾かしたら焦げるのでご注意ください！笑

冗談はさて置き、これを使用して接着を弱めていきます！

一気に全周の接着を外すのは難しいので部分部分で分けて少しずつ進めていきます！ただ一箇所をずっと加熱し続けるのは故障の原因にもなりますのでそのあたりは塩梅を見てやっていきましょう！

加熱して接着シールが弱くなったところに薄いヘラなどを差し込んでいき完全に分離させていきます。

この時に焦って無理やり外そうとするとタッチパネルが割れてしまいますので慎重に慎重に作業を進めていきます！

この作業を繰り返して全周に渡る画面と本体の接着を剥がします！

焦りは禁物です！

無事全部の接着が剥がれますとiPadを開くことが出来ます。

この時点ではまだ本体と画面がケーブルで接続されていますので、位置を確認してケーブルを切断することがないように開いてあげましょう！

パカっと90度程開きますと、基盤部分へケーブルが伸びてコネクター部分が銀色の板でカバーされているのが見えます！

このカバーを外して中のコネクター部分を基盤から外しましょう！

ここまですれば完全にディスプレイと本体が分離出来ました！

あとは今回の主役であるバッテリーの交換をするのみです！

本体内部の大部分を占めている黒い板状のものがiPadのバッテリーになります。

このiPadは基板の裏側に潜り込むようにバッテリー端子と接続していますので、基盤ごとそっくりフレームから外して上げる必要があります！

この基盤を外してあげればあとはバッテリーそのものを外して交換という流れです！

このバッテリー自体も非常に強力な両面テープによって固定されており。そう簡単には外れません！

少しだけ加熱してあげると粘着が弱まりますので、その隙きに固いカードなどを下に差し込んでテープを剥がしていきます！

そして無事バッテリーが外れましたら新しいものを同じ場所に設置して、外してきたものを逆順で組んでいきます！

最後にタッチパネルを接着剤によって圧着してはずれないようにすれば完成です！

この時にバッテリーが正常に動作しているかの確認を怠らないようにしましょう！

動作確認が取れましたらお客様への返却をして全行程終了となります！

いかがでしたでしょうか？

あいプロ甲府店ではこのように様々な機種の修理を承っておりますので、なにかお困りのことがありましたらぜひ一度ご相談ください！

それ繋がりというわけではないのですが、最後にもう一つお知らせを挟ませてください！

あいプロ甲府店ではこの度スマホ、タブレットに引き続いてPCの修理も受付開始しました！

こちらはスマホなどの修理とは違いまして事前の故障診断(1,2日)を経ての修理となります。この時に診断料金の¥5,000がかかりますのでご了承ください！

その後、診断結果に基いた修理を行いましてお客様へのご返却となります。

また場合によりましては店頭での修理が不可ということもあります。その際は郵送での修理を実施しますので店頭修理よりお時間頂きますことをご了承下さい。

PC修理は店舗数が少なくお困りの方も多いかと思います！そんなときはあいプロ甲府店にお任せ下さい！