HTC U12+ 充電口の交換修理&バッテリー交換
みなさまこんにちは!
あいプロベイシア名古屋みなと店の店長でございます!!
本日は、名古屋市内よりお越しいただきましたお客様の、HTC U12+を修理いたしました!
ひとつ前のモデルのHTC U11はauとSoftbank、SIMフリーモデルがございましたが、
HTC U12+に関しては、SIMフリーモデルのみとなっております。
ご相談内容としましては、
【充電ができない・・・。 ケーブルに角度をつけてやると認識して充電がされる。】
とのことでした。
充電ケーブルを認識(画面のバッテリマークに⚡マーク)しているのにもかかわらず、バッテリーが充電されないとなると、
バッテリーの不具合が想定されますが、今回の場合は、充電ケーブルに角度をつけてやると、反応して、
そのままですと、ケーブルを認識しない不具合となります。
この場合は、充電毛コネクタ差し込み口の交換修理となります。
※充電ケーブル差し込み口は、日々充電をする中でケーブルを抜き差しすることになります。
すると当然ですが、充電口の中は摩耗し劣化していきます。
もちろんケーブルを接続させたまま引っ張ったり、折り曲げようとすれば充電口のコネクタが破損しますが、
基本的には経年劣化による破損となります。
※ついでに、バッテリー持ちにも不満が出てきたとのことでしたので、バッテリー交換も承りました!!
当店では、他の修理とセットでバッテリー交換を受けていただくと、バッテリー交換費用が半額になります!!
1:バックパネルを取り外す
androidスマホは機種によって、分解の初手が異なります。
iPhoneだと、5以降はすべて画面から分解していくタイプですが、
Androidスマホに関しては、画面側から分解していくタイプと、バックパネル側から分解していくタイプの2種類がございます。
体感割合としては2割は画面からで、8割はバックパネル側から分解するものになります。
今回のHTC U12+はバックパネルから分解していくタイプとなるので、さっそく分解していきましょう!
まずバックパネルを取り外していくのですが、このバックパネル、本体のフレームと接着テープによって強力に接着されております。
このまま剥がそうとしても絶対に剥がれることはありませんし、無理に剥がそうとして力を加えると、バックパネルを割ってしまう
事にも繋がりますので、絶対に止めましょう!!
ではどうするのか・・。
接着テープ部分に熱を加えて、接着力を弱めていきます!!(‘◇’)ゞ
接着部分はバックパネルの4辺になりますので、そこを温めていきます。
温めるのに使用するのが、こちらのヒートガンと呼ばれる道具です!!
こちらのヒートガンは、言わば家庭用のドライヤーの強化版のような立ち位置の道具で、先端から出る熱風は、
ドライヤーの比ではありません。とても熱い熱風が噴き出てきます。なので、1点を集中的に温めたり、長時間(10秒程度)同じところを
温めてしまうと、簡単に高温にまで達してしまい、温めている箇所もそうですが、内部のパーツ屋画面にまで影響を及ぼしてしまいます。
使い方のコツとしては、ヒートガンを固定して使うのではなく、振りながら使用することで、温めすぎを防ぐことができます!!
ヒートガンで熱して、接着力を弱めたら、バックパネルとフレームとの間に薄ヘラの先端を少しだけ入れ込みます。
そしてできた隙間にピックを差し込みます。
そして次にトランプを使って、バックパネルの接着を断ち切っていきます。
薄ヘラでも接着を断ち切れないこともないですが、薄くても金属。硬いので、バックパネルの内側や内部パーツを
傷つけてしまうリスクがございます。
その点、トランプであれば、薄くしなやかで柔らかいため、パーツにも傷をつけることなく接着を断ち切ることができるので、
この作業にはもってこいの道具ですよね!!( ̄ー ̄)ニヤリ
下の辺と両サイドの半分まで接着を断ち切れました。
徐々に剥がれてきましたね!!( ̄ー ̄)ニヤリ あともう一息です!!
ここまでくれば、あとは手で持ち上げながら接着を剥がすことができるでしょう!!
バックパネルの接着を剥がすときの注意点が、もう一つ。
HTC U12+のように指紋認証が背面(バックパネル側)に設置されている場合、十中八九、指紋認証パーツケーブルが
バックパンの下に存在しております。
なので、接着を断ち切るためのトランプを奥まで入れすぎてしまうと、ケーブルを破損させてしまいますので、注意です。
また、指紋認証ケーブルのコネクタが本体基板と接続されているので、バックパネルを完全に剥がしとる前に、ヘラで
外しておきましょう!!
※この時使用するヘラは電気を通さない、絶縁仕様(プラスチック、ナイロン)のヘラを使用しましょう。
この段階ではまだ、バッテリーのコネクタが接続されており、電力が通っている状態です。
その状態で、電気を通す金属製のヘラで、電力の供給部であるコネクタに触れてしまうと、電気が流れてしまい、
最悪の場合、ショートを引き起こして基板が壊れてしまいます。
指紋認証ケーブルのコネクタを外せば、バックパネルと本体とを分離することができます。
2:カバープレートを取り外す
続いて、基板を保護している黒いカバープレートを取り外していきます。
といっても、ネジで固定してあるだけですので、固定させているネジをすべて外せば、簡単に取り外すことができます。
カバープレートの下に取り付けられているすだれみたいなものは、ワイヤレス充電を可能にするコイルです。
次に、バッテリーの下にあるサブ基板のカバープレートも取り外しましょう!
これもメイン基板のカバープレートと同様、ネジで固定してあるだけです。
3:バッテリーを取り外す
続いて、バッテリーのコネクタを外していきます。
バッテリーの左上にありますオレンジ色のケーブルのコネクタがバッテリーのコネクタです。
※このコネクタを外すときも、絶縁仕様の物を使用します!!
次に、バッテリーの上に配線されているケーブルを取り外します。
このケーブルは、メイン基板とサブ基板とを接続するためのケーブルですので、
それぞれの基板に接続されているコネクタを外せば、ケーブルを取り外すことができます。
次にバッテリーを取り外します。
バッテリーの下には両面テープが設置されており、フレームと接着されています。
ただ、個々の接着は底まで強いものではないので、ヘラで少しバッテリーを持ち上げて、あとは手で剥がしとるようにすれば、
取り外すことができます。
4:充電口を取り外す
充電口はサブ基板の下に設置されているので、まずはサブ基板を取り外してまいります。
まず、充電口のコネクタを外します。
あとは、基板をヘラで持ち上げてやって、
充電口の接着をヘラで剥がしてやれば、取り外すことができます!!
5:動作チェック&組み立て
次に、分解とは逆の手順で、組み立てていきます。
そしてパーツを仮付けした状態で起動し、交換したパーツの動作チェックを行います。
今回交換して物は、充電口とバッテリーですので、チェックする項目は、
充電ケーブルを認識するかどうかと、充電がバッテリーに蓄電されるかどうかです。
問題が無ければ、一度バッテリーを取り外し、両面テープでしっかりとフレームに固定させ、
完全に組み立てていきます。
最後、バックパネルを取り付ける前に、フレーム側の四隅にB7000という接着剤を塗布させてから、
バックパネルを取り付けます。
あとは、クリップなどで端末を固定して、30分~1時間程度、圧着させたら、修理の完了です!!(^^)/
最後に
あいプロでは、充電口やバッテリー交換だけではなく、水没復旧や充電不良、各種ボタン類など、様々な故障にご対応しております。
また、androidの他にも、iPhone、iPadやゲーム機など様々な機種が修理可能ですので、修理のご依頼やご質問等ございましたら、
いつでも気軽にお問い合わせくださいませ👍