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デジプロ×あいプロ ララガーデン長町店
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ララガーデン長町2F
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皆さん、こんにちは。
デジプロ×あいプロララガーデン長町店です。
さて、今回はiPhone７の充電口の交換についてお話いたします。
2016年9月に発売されたiPhone７。
ホームボタンが物理ボタンから、Taptic Engineを用いた感圧式ボタンに変わったり、FeliCaが搭載されたことによってEdyやSuica等の電子マネーが使いやすくなったり、耐水機能が追加されていたり、イヤホンジャックが無くなったりと、前回のiPhone６から大幅な変更がありました。ちなみに、私の初iPhoneが７です。
私はiPhoneを使うまではアンドロイドのスマホを使っていたのですが、契約更新にあたり「よし、今度はiPhoneを使ってみよう」と今考えるとよくわからない理由でiPhoneを使い始めました。
当時はApple IDの設定や電話帳や画像等のデータ移行に四苦八苦していました。ただ、iPhoneの画質の良さ、ゲームアプリがサクサク動くことに感動を覚えた記憶があります。
さて、今回のお話に戻りますが、イヤホンジャックが無くなったことによって音楽を聴くときはBluetoothのイヤホンを使わない場合、充電口から専用のイヤホン、または今まで使っていた有線のイヤホンを変換コネクターを通して音楽を聴くことになります。
そうなると、充電のとき以外でも充電口を使うことになります。
自宅で、iPhoneを机の上において本体を動かさずに音楽を聴くのであれば大して問題はないのですが、お出かけのときカバンやポケットに本体を入れて音楽を聴くと、充電口の部分が振動でぐりぐり動き、充電口が接触不良になる恐れがあります。実際私も、それで充電口を壊しました。
充電口が壊れてしまえば、音楽が聴けなくなるのはもちろんのこと、普段の充電にも影響が出てきます。
具体的には、ちょっとiPhoneを動かすだけで充電が途切れます。正しい位置にケーブルを差しなおしてもまたちょっとの振動で充電が途切れてしまいます。
こうなると、充電口だけの問題ではなくなり、バッテリーの不調にもつながっていきます。
「自分はiPhoneで音楽を聴かないから大丈夫！」と思っていても、iPhone７が発売されてから5年近くたちます、普段の充電でも充電口が劣化していきます。
まだまだ使えるiPhone７、充電が出来なくなったからと言って新しいのを買う前に、一度パーツを交換してみるのをお勧めします。
では、実際どのように交換するのか、その手順をお見せします。
まず、専用のドライバーを使って充電口の両脇にあるネジを外します。
それらを外したら、ヘラを使ってディスプレイを外していきます。iPhone７から耐水機能が付き、本体を囲うように耐水テープが張られているので、勢い余ってディスプレイを壊してしまわないよう慎重に外していきます。
画面を外すと、このように開きます。
次は本体とディスプレイをつなぐケーブルを外していきます。
ケーブルの接続部分にはカバーがついているのでそれらを外し、ケーブルを本体から外したらこのように本体とディスプレイが分かれます。
今回、交換したいところは画像下の白い四角の部分なので、それをとりまく機器を外していきます。
まずはTaptic Engineから外します。感圧式ホームボタンの核となる部分ですね。
カバーを外して、コネクターを外しTaptic Engineを止めているネジを外すと、このように外れます。
次は、カメラを外していきます。
カメラを固定しているカバーを外し、ヘラを使ってうまく持ち上げるとこのように外れます。
このとき、カメラのレンズを触ってしまわないよう細心の注意を払って作業をします。もし触ってしまったら指紋がレンズについて取れなくなってしまうからです。
次はロジックボードというものを外していきます。
ロジックボードとは、iPhoneの動作に一番かかわってくる重要な部品です。これを傷つけたりしてしまうと、iPhoneが動かなくなり充電口の交換どころではなくなるので、集中して作業をしていきます。
まずは、ロジックボードについているケーブルを外していきます。ケーブルはコネクターにがっちりかみ合わさっているので、ピンセットや細いヘラなどを使って、ロジックボードを傷つけずに外していきます。
作業中は、このように小さなネジや細かな部品が出てきます。どれも重要な部品なので、どこがどの部品かを把握し、無くさないよう注意を払います。
そうして、部品を外していくとこのようにロジックボードが外れます。
次は、スピーカーを外していきます。下の画像の中央にある銀色の四角いところがスピーカーです。
スピーカーが外れると、↓このような感じになります。スピーカー脇の黒い線はアンテナで、これが傷ついたり切れたりしてしまうと電波を受信できなくなってしまいます。
さぁ、いよいよ充電口を外していきます。長い道のりでしたね。
まずは、ここのネジを外していきます。
すべて外れたら、下の画像のようにL字になっている黒い部分をすべて外していきます。強力に接着されているので、ヘラを使って接着を剥がしながら外していきます。
そうして、すべて剥がしたら、新しい充電口と交換します。
さて、交換が終わりました、今度はここまで分解したiPhoneを元に戻す必要があります。そうしないと、交換した意味がないですからね。
そのとき、２点気を付けるところがあります。
・正しい位置に部品を置き、正しいネジで部品を止めること
・コネクターとケーブルを差すときは、より慎重に差す
この２点です。もっと注意する点はたくさんありますが、これが基本になるものだと思っています。
では、それぞれどういうことなのか、お話していきます。
その１「正しい位置に部品を置き、正しいネジで部品を止める」こと。
・・・当たり前のことじゃないの？とお思いの方がいらっしゃるかもしれません、ですが、結構重要なことなんです。
少々見えにくいかもしれませんが、ここに４つのネジがあります。
パッと見て同じように見えますが、これ実は全部種類が違います。使用するドライバー、長さ、口径、これらは各部品に応じて異なっていきます。
交換の一番初めに、「充電口の両脇にあるネジを専用のドライバーを使って外す」と書きました。
これが、そのドライバーとネジです。ネジだけ見ても、先ほどお見せした４つのどれでもないことがわかりますね。
「長さが大体同じくらいなら、違うネジをはめてもいいんじゃないの？」とお思いかもしれませんが、正しくないネジをはめてしまうと部品がうまく固定されず動作不良を起こしたり、ロジックボードなどのiPhoneの動作にかかわる部分に傷をつけてしまう可能性があります。そうなってしまうと、せっかく直したiPhoneが動かず、また修理に出してしまってお客様の手元に届くのが遅れてしまう、なんてことに。
だから、元に戻す際はどの部品がどこに配置してあったか、どのネジがどの部品に使われていたのかを把握し、正しく戻す必要があります。
その２「コネクターにケーブルを差すときはより慎重に差す」こと。
下の画像の真ん中あたりにちょっとギザギザした見た目のところがあるかと思います、これがコネクターです。
これとケーブルをかみ合わせるように接続していくのですが、そのときに「ケーブルの端子をずらしてコネクターと合わさない」ことに気を付けます。
もし、ケーブルとコネクターがうまくかみ合ってくれず、ケーブル側の端子をずらしながらかみ合わそうとすると、コネクターを痛めるどころか、最悪火花が出てiPhone自体をだめにしてしまいます。
ケーブルとコネクターを合わせるときは、ケーブルの端子をちょっと押してかみ合わなさそうだったら、もう一度ケーブルの位置を確認して再度合わせてみる、これを繰り返します。
決して、端子をずらしながら合わせてはいけません。
以上の２点を気を付けながら、iPhoneを元の状態に戻していきます。
そうして、完全に元の状態に戻ったらすべての作業が終了します。お疲れさまでした。
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