📱iPhone・スマホ修理 📱
あいプロ 滋賀・湖南店
〒520-3252
滋賀県湖南市岩根4580
イオンタウン湖南 auショップ 外側左隣
こんにちはーあいプロ滋賀湖南店です(*´・ω・)(・ω・`*)
毎年この時期になると、どこの修理店でも「水没」をテーマに取り上げて
各お店で注意喚起や警告を促しています
記事にして1,000記事は超えるであろうぐらいの数がすでに出回っている中で
水没故障というのは抑止されるどころか、年々増加している傾向にあります
さらに水没後誤ったセルフ処置を施してしまい端末が起動しなくなったと
修理店に持ち込まれる事例も少なくありません
実際に水没してしまった場合どのような対応をしたらいいのか?
今回は周囲で言われていていることの内容をまとめつつ、お話していきたいと思います
水没した際にやってはいけないこと
まず多くのサイトや調査機関の情報の中で
「これだけは絶対にやってはいけない」という行為がいくつかあります
どこの修理店を見ても共通して書いてある内容は同じとなっているため
信ぴょう性も高い部分になります
水没した際は以下の項目は絶対にしないでください
してしまった場合は、高確率で「手遅れ」になります
データの復旧はさらに難しくなり、高額修理コースは確定します
水没時のNG行為
まず絶対にやってはいけないこととして挙げられるのが
・充電する行為
・電源を入れる行為
・そのまま使う
となります
特に気をつけなければならないのは上の2項目です
こちらは即時・その瞬間に壊れます
上記の対応は「水に落としてしまった」「水につけてしまった」など
突発的な水害による対処法となります
※これとはまた別に「蓄積型の故障事例」もあります
こちらは次回お話します
今回は、突発的に発生した水没事例の内容でお話を進めていきます
水に落としてしまった場合多くは画面がついていない
または画面が消えているという症状がよく発生します
これは衝撃などによってスマートフォン側でセーフティが働いているか
画面などの部品が壊れてしまって映らなくなったか
という様々な憶測はありますが
この時点では内部のデータは無事なケースは多いです
ではいつスマートフォンが壊れてしまうのか?
原因は「電気」にあります
故障する原因のほとんどが「電気」
電気を流すことによってスマートフォンというのは簡単に壊れてしまいます
・水没後電源を入れる
・水没後充電ケーブルをつなぐ
・電源が入っているので大丈夫と思い、そのまま使うor充電する
これらの行為を行うと、即日〜2日以内に完全に起動しなくなる端末を多く見かけています
こうしたことから
・電源を入れる
・充電を行う
という行為は絶対にしないようにしましょう
正しい対処法
上記のことから正しい対処法としては
①水没したらすぐに電源を落とす
②SIMスロットからSIMカードを取り出す
③SIMカード、端末ともタオルなどで水気を拭き取る
④充電したり電源を入れることは修理完了するまで絶対にしない
ということになります
平たくしてみると「電源を落とす」ことと
「濡れた全てのパーツをタオルなどで拭く」というだけの話になります
これはどこのサイトでもにたようなことが書いてあるため、
この対応が一番いいです
特に④の作業だけは絶対にしないでください
実際の水没時の対応例
上記を踏また上で、実際に突発的に水に落としてしまった
水没してしまったという場合はどうするのがBESTなのか?
上記のNG行為とは異なりこのあたりに様々なブログで見解が異なります
共通して書かれている内容としては
「修理店にすぐに持っていく」「復活に時間をかけたほうがいい」という
ことが言われています
それほど水没とは重たい症状なのです
なお、当店でもこれはやったほうが良いというものには◎
当店では推奨はしていないが、他では実証例がある、オススメしている場合は△
どこに持って行ってもオススメしないのが✕ と表記しながらお話していきます
◎タオルなどで端末の水分を拭き取る
これについてはほとんどの人が対処しているので大丈夫かと思いますが
濡れたままの端末は浸水して故障してしまうリスクがあるため、早急にタオルなどで
拭き取ったほうが良いでしょう
外出時であれば、コンビニや100均一などで購入し
夜であれば家にいるため 家のタオルを使って拭き取ることを推奨します
ちなみに、飲み物などをこぼした場合でもこの対応が必要となります
「水がかかったら拭き取る」
特に雨の日や雪の日での屋外使用、水回り作業で端末に水がかかったなど
水滴の量に限らず拭き取ることが推奨されています
このあたりを拭き取らない(自然乾燥を行う)人が非常に多く、後ほど不具合が起きてしまうケースも少なからずおきています
◎電源が入っていた場合は電源を落とす
上記でも少しお話していましたが、電源が入っているとも壊れるため
水没した際は直ぐに電源落とすことが多くのサイトで推奨されています
原因は上記で書いた電気によって本体が壊れてしまうからです
水没した瞬間にスマートフォンは使えなくなるという認識で思っていたほうが良いでしょう
なお、水没具合によっては電源が落とせなくなるケースもあります
この場合は電源を落とさず、電池が完全にゼロになるまで放電したほうが安全です
濡れた状態でそのまま使うのが一番壊れやすく、水没の翌日または翌々日に壊れてしまうという人が非常に多いため
「水没したけど電源が入っているから大丈夫」ということはまず無事じゃないケースのほうが多いので
早めに修理店に持ってくるようにしましょう
△ジップロック+乾燥剤を入れて乾かす
水没してしまってというケースで意外とされる方が多いのがこの作業
どこかの記事でジップロックと乾燥剤を入れて乾かしたら使えるようになった
というのを見て試される方が非常に多いのですが
素人目では大丈夫だろう。という評価が多い反面、
プロ目線では一時的には有りだが非推奨という意見が多いです
修理店では実際に中を開けてみるのですが
スマホを開けたときに、端末内に水滴が残っていたということがあり
見解としては「営業時間外で発生した場合は有効だが、完全に除去できるわけではない」との様子
またサイトによっては、
2日〜3日はずっとジップロックの中にスマホを入れて置かなければならず触ってはNGとのこともありました
出張中、海外、離島など特殊な状況でない限り、入れるほどのメリットはあまりなさそうです
また、水没した際の対応については個人でも動画にあげられていますが
「その後は使えてるの?」という点については不明瞭なことが多く
修理店に持ってこられずにそのまま使用し、水没後3週間〜3ヶ月程度で壊れてしまい
使えなくなったということで相談電話があることも少なくありません
結論から言うと当店でもこちらの対処については非推奨で
営業時間外に発生した場合はこの対応でありだが、
翌日お店に持ってきてもらうべきと思っています
上記の補足説明
上記の組み合わせで使われる「乾燥剤」ですがなんでもいいというわけではありません
数多くのサイトで「シリカゲル」というものが推奨されており
それ以外の乾燥剤の表記はありませんでした
科学的な観点から見ると シリカゲルは乾燥剤として利用されていますが
何で作られているのか?というと「二酸化ケイ素」から作られているようです
対して一般的に言われている乾燥剤は
何で作られているのか?というと「酸化カルシウム」や「塩化カルシウム」などとなっており
「シリカゲルとは別の成分」となっています
成分が違えば効果も異なります
おそらく他のものを入れても、症状が悪化するだけで改善することはないのでしょう
効果を発揮するためには正しいものを使う必要があります
もしジップロック+乾燥剤を使われる場合は
乾燥剤は「シリカゲル」のみでそれ以外は使用しないでください
「どっちも乾燥剤なんだから同じだろう?」という人も非常に多くいますが
「車にレギュラーガソリンじゃなくて灯油入れても同じでしょ?」と
言ってることと同じになります
灯油を入れても車を走らせることはできますが、大変危険です
それと同じことをスマホで引き起こそうとしているのです
この微妙な違いがスマートフォンの寿命を左右すると言っても過言ではないかもしれません
ただ、結論としては先程も話したように当店でも非推奨です
早めにお店に持ってきて正しい処置を行ったほうが良いでしょう
△米の中に入れる
乾燥剤同様「生米を入れる」ということも見かけます
生米とは?どういった米なのか?精米後なのか?無洗米でもいいのか?
と色々考えてしまうのですが、このあたり深く追求されてないことが多いです
米農家さんがいたら詳しく伺いたいところではあります
さて多くのサイトでは、炊飯前の米であればいいと言うような印象を受けます
理由としては、炊飯するときに水を入れて炊くところから
米=水を吸うもの=乾燥剤の代わりになる
という考えのもと、代用品として見られている側面があります
お米であれば、たしかにどこのご家庭でもあるため汎用性は非常に高いと思います
ただ、こちらは上記のシリカゲルよりも水はけが悪く時間がかかってしまい、その間に端末内部で
壊れてしまうということが言われており
シリカゲルの乾燥剤以上にデメリットが多いため、こちらのほうがより非推奨と言えます
ジップロック時同様緊急の対策として用意されているものとなりますが
2023年6月のApple公式情報で
米を使う乾燥方法は禁止事項になっております
✕ドライヤーで乾かす
こちらも比較的見る水没時の対処方法になりますが
ドライヤーで乾かすという方法があります
結論からお話すると、これはNG行為で上記の米の場合同様、Appleから禁止事項として
表記されています
こちらは高温の影響によって本体が壊れてしまうからということになっています
Appleからの推奨行為としては「自然乾燥」が推奨されているため
ドライヤーは使わない方がいいでしょう
ちなみに、扇風機はなぜか公式OKという認識になっています
ただし、使い方によるので誤った使い方だと壊れる危険性がありますのでご注意ください
✕端末を振る
端末が濡れてしまうと内部を乾かさなければならないのですが
上記で話した内容よりも本体端末を振って内部の水気を飛ばしたほうが良いのでは?
と「濡れたから本体を振って水気を飛ばす」という記事も多く目にしたのですが
全ての記事共通で、NG行為として紹介されていました
充電同様、最もやってはいけない行為となります
ふることによって内部の水が様々なところに入り込んでしまい、余計に症状を悪化させてしまうからが理由となっています
なので、絶対に振るのはしないでください、あくまで自然に乾かすこと これが推奨されています
水没すると対処できることが殆どありません
一般的にも多く言われている水没時の対応というのが上記の項目になります
残念ながら、みなさんが考えているほど水没というのは簡単なものではなく、できる対処法というものも殆どありません
本来可能であれば、分解して中を開けた状態で乾かす ことが最上級で望ましいことですが
専用の工具が必要だったり、誤って開けてしまいパーツの破損や水濡れバッテリーによる発火、感電の被害など
様々な問題を抱えます
できる対処法としては上記のように
「タオルで拭く」「電源を落とす」これぐらいしか対処しようがありません
こうした事態に対処するべく、当店のような修理店(町医者)がいるのです
水没してしまった場合は、当店のような修理店で修理を行うことは可能ですが
普段から壊れないように「水回り」への取り扱いにはかなり気をつけたほうが良いでしょう
水没などの相談は当店あいプロまでご相談くださいませ
水没故障、修理の場合は修理店に持ってきて指示を仰ぐ これが確実な対処法です
自己の判断で決めず、必ずお店に持ち込みいただきますようお願いいたします