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【水没故障 修理 佐世保】水に濡らしたスマホ、どうするのが正解?

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みなさんこんにちはあいプロ佐世保です

先日より学生は夏休み期間に入ったというニュースを聞きました

これからの時期、ゲーム機や携帯電話が非常に壊れやすい時期に入ります

 

また夏場特に多い故障事例の一つに、「水没」があります

水没

昨今、スマートフォンの防水性能が付いている端末が増えたとはいえ、水没故障の件数はここ数年それほど変化のない一定数で

故障し、来店されています

なぜ水没相談の件数が減らないのか? 実際に水没したらどうしたらいいのか?

今回はこちらについてお話ししていきたいと思います

 

なお水没してしまった場合の対処法については後半に紹介しています

急ぎで対処法を知りたい方は→コチラへ

防水性能を勘違いしていませんか?

さて今回は水没ということをテーマにお話ししていきますが

みなさんは「防水性能」と聞いて何をイメージされるでしょうか?

防水携帯

・水につけても大丈夫

・スマホを洗っても大丈夫

・風呂場にスマホを持って行っても大丈夫

こういった印象をお持ちの方が多いのではないでしょうか?

 

不思議なことに、「防水携帯だから水に浸けても大丈夫なんでしょ?」と思っている人が多い反面

「自身の端末を水につける」ということに関しては抵抗があるようで、「壊れたらどう責任を取るんだ!」と思う人が多いようです

 

上記のように水没に関しては多くの人が矛盾を感じているということになるのですが

まずスマホの水没については

・みなさんが思っているような優れた性能を持っていない

・間違った知識を持ってしまっている

ということが大前提にあります

ではまずはどこが間違っているのか?いくつか説明していきたいと思います

水没故障端末

①防水性能は長く使っていると劣化する!

まず初めに、防水性能は長く使っていると劣化するという点です

各携帯電話を作っているメーカーから「防水性能は劣化するもの」「使用環境によって防水性能が劣化する恐れがあります」

と表記されていたりします

iPhoneで有名なAppleからも以下の文章が明記されています

XperiaやAQUOSなどの携帯電話の説明文を見てみるとそのようなことは書いていませんでしたが

防水性能に関する取り扱いが書かれており、「交換をすること」と「以下の環境下では使用しないでください」と書いてあります

仮に防水性能が優秀で問題なければ、このようなことを表記する必要はないはずです

実際に当店でも防水性能の劣化した端末を持ち込まれる人が多く、防水性能が機能していない端末を多く見かけます

 

特に防水性能の劣化が激しいのはiPhoneです

これは、本体を2本のネジだけで止めてしまっていることから構造上防水性能が劣化しやすい作りになってしまっています

 

反面、修理としては非常にしやすいことからも修理金額が安いというメリットはあるため

一概に構造が全て悪いとは言えません、構造を強固にしてしまうと修理金額が上がってしまうことは多々あります

正規修理が他のメーカーに比べ安いのはこの構造が影響しているといってもいいでしょう

 

さて当店でも防水の劣化具合を見てみると、早い人で1年〜1年半ぐらいの期間で防水性能がほぼ機能しなくなっており

2年〜3年で約8割の人が機能しなくなるというのが現状です

劣化の原因としては、

・屋外で使用している

・湿度の多い環境で携帯電話を使っている

・寒暖の大きい場所で使用している

など、これらの条件下で劣化スピードが早くなります

 

この影響からか、北海道や東北、北陸地域の人であれば雪の影響によって防水性能の劣化が他の地域よりも早かったりします

また、6月は全国的に雨の多い季節になるため、この湿度によっても携帯電話がダメになってしまうケースが相次いでいます

特に梅雨明けの九州地区では急激な温度の上昇により、防水性能がダメになりやすい傾向にあります

地域によって夏場によく壊れるか、冬場によく壊れるかこうしたところが分かれてくるというわけです

 

このように防水性能は半永久で保証されているものではなく、交換が必要となってきます

 

②水以外のものに対する実証結果がない

勘違い2つ目は「水以外のものに対する実証結果、実験結果がない」という点です

そもそも皆さんは何を基準に防水性能があると判断していますか?

 

一般的に防水性能とはIP(International Protection)の表記を基準に見られていると思います

例を挙げるとIP68やIP67というような表記ですね

メーカーによっては項目名に「防水性能」と表記されていたりするため、この文字を見て判断されている人が多いかと思います

防水

では、この値を決めるために何が行われているのか? どう言った基準で決められているのか?ということについて知っていますか?

IPという防水性能を設定するためには、その基準に設けられたテストにクリアする必要があります

このテスト内容を知らないがために「どんな水でも大丈夫」という誤った認識が広まっています

 

ではこのテストにおいて、まず使われている水が真水または水道水であるというところです

真水や水道水というのは不純物をほとんど含まない水としています

このテストにおける、真水や水道水というのが、どこの国の水が使われているか?

ここまでは調べ切れませんでしたが、日本にも法人があるため日本として考えています

 

ただほとんどのメーカーで水道水、真水であればOKですとは言っていますが

泥水、雨水、洗濯機の中、海、お湯などの水質についてはOKは出ていません

これらの環境下での性能実験は行なっていないため、防水性能の全く保証はされててないという話になります

 

そのため、各携帯電話を製造しているメーカーの取扱説明書を見ると

「湿度の高い環境下では使わない」「プールの水はかけない」「お湯はかけてはいけない」などのような文言が多く取扱説明書には書かれています

本当に防水性能が大丈夫であれば、このような表記を書く必要がありません

テスト内容も明記されていることからも、それ以外の場合については「保証対象外」となります

 

またお湯も水も一緒じゃないか?と多くの人は思われますが

仮に水とお湯と海水が同じ水であれば

水と水蒸気と氷も全て同じだと言えるでしょう

 

水を頭からかけられても大丈夫であるとすると、氷も頭からかけられても大丈夫でしょうか?

いいえ。ケガをする恐れがあります

お湯は水より温度が高く、氷は水より温度が低い

海水は水よりも塩分を含んでおり、洗濯機の水に至っては洗剤や埃、他の汚れなど多くの細菌を含んでいます

水と氷

海水成分

このように水道水、海水、雨水、お湯などは全て違うものとなります

当店でも水没の故障相談が多く

「朝起きたら急に画面がつかなくなってしまった」

「先週水につけてしまったけど、しばらく使えてて問題ないと思ったら急に充電されなくなってしまった」

「昨日まで画面が写っていたのに、今朝何もうつらくなってしまった」

などこのようなことが高確率で発生します

 

特に一番多いのが「お風呂場」関係と今の時期であれば「海、川」などの場所で落としてしまい故障してしまうケースが多いです

電子機器である以上水源の近くでの取り扱いには気をつけないと取り返しのつかないことになりますよ!

 

このように防水性能を過信してしまっている人が非常に多くある日突然壊れてしまったという事例が毎年増え続けています

水没した端末どうするのが正解なのか?

 

まずタオルなどで拭き取って、電源の起動確認や充電はしないこと!

タオルで拭く

水没した端末はまず濡れています

濡れた状態で電気に触れるとどうなるか体験したことがある人であればわかると思います

濡れたままでは端末の症状が悪化してくるため、まずは乾いたタオルや布で全体を拭き取るようにしましょう

 

またこの際に一番気を付けなれければならないのは「電源を入れない」ということです

通電しているのであればそのままでも大丈夫ですが

「画面が映らない」「電源がついていない」となっている場合は画面をつけた瞬間に壊れます

 

そのため電源は入れないでください

また同様に充電を行った場合でも充電した瞬間に中でショートして壊れてしまいます

こうなると故障箇所が多くなり結果修理金額が増えてしまいます

 

電源が入っている場合は状況によりけりですが、

この場合はクラウドなどを通じてバックアップをとっておくことが最優先事項となるでしょう

「写真」「動画」「書籍」「電話帳」などこれらのバックアップはicloud,googleドライブを活用してバックアップを行った後に

修理を行うか次の作業を行うようにします

 

修理に持ってくる

SHOP

水没してしまった場合は、まずはなにもせず修理店に持ってくることを考えましょう

水没の具合によりますが、わからない場合はこちらの対処ほうがベターです

 

たとえタオルで外側を拭き上げても、端末内部にはかなり水が溜まっており

内部の水分を拭き取らないとほぼ100%の確率で「次第」に動かなくなります

中に水分が残っていると早い方で1日〜3日、遅い方で1週間〜3週間程度で完全にダメになってしまうケースが多いです

3日で壊れる、3週間しか持たないというわけではないのでここは間違えないようにしてください

あくまで処置を行わなかった場合になります

 

これは起動時に電源が流れてしまっていることが原因です

そのため、電源をオフにした状態であればこの期間以上に物持ちすることがあります

 

ただ処置を行わないと共通して短命で壊れてしまうと言う傾向が出ています

時間が経ってから修理しても手遅れです

直したいなら早期の対応が必要となります

 

 

営業時間外の場合はこの対応がベスト!

営業時間外でお店がやっていない!となった場合は

電源を落として触らないでください

もちろん充電もNGです

 

電源入っている状態だと、中の状態がどんどん悪化していきます

タオルなどで拭いた後に保管方法を間違えなければ1日経っても復活できる可能性はあります

 

まず対処法ですが初めに覚えていただきたいのは

「ジップロックの中に携帯電話と乾燥剤を入れる」という対処法

これ実は間違った対処法です

NG例

水没した場合多くの対処法として書かれていますが

「ジップロックに入れる」と「合わせて乾燥剤を入れる」ということだけが印象強く残っている人が多く

そのまま入れれば大丈夫ということばかりが先行されてしまっています

 

再度念押しでいいます

ジップロックに携帯電話と乾燥剤を入れる

この考えは一度捨ててください

 

今から正しい保管方法を教えます

正しい保管方法のキーワードは

「水分を拭き取る」「密封状態」「湿度の低い部屋」です

 

まず水分を拭き取るですが

水分は酸化することで金属を腐食させます

このことから、水があると端末内部で使われている金属が腐食し、結果起動しない通電しない、電源が入らないということに繋がります

 

「昨日まではついていたのに、今朝起きたら電源がつかなくなっていた」というのは水没でもある話ですが

中に残っていた水分が空気に触れたり、電源を入れて熱を持ってしまっていると化学反応を起こし

腐食を進めてしまうためです

 

そのため空気に触れないよう密閉状態にしておくというのが肝心です

この密閉状態作り出すのは非常に難しいのですが、実はあるものを使うと簡単にその環境を作り出すことができます

 

それがジップロックです

ここでジップロックがようやく言葉として出てくるのですが

ジップロック以外でも布団の圧縮袋やチャック付きのポリ袋であればなんでもいいということになってきます

あとはサランラップでしょうか

先ほどの写真とは異なりますが、下記の写真のように圧縮してる状態がベストです

ただ、これだけでは湿気によって温度が上がり、状態が変わらなくなります

そのため本体から出た水分を拭き取るために本体をティッシュなどで覆ったりした上で保管します

 

またこの時期は昼間暑いこともあるため、温度が低く、湿度も低い暗室で管理するのがいいでしょう

ただ、暗室=冷蔵庫に入れると、携帯電話がダメになってしまうので冷蔵庫はNGです

 

もっと身近な保管方法としては

水分を吸収するティッシュの代わりに米を袋いっぱいに入れて、その中に携帯電話を入れておくと

同様の効果を持たせることができます

ただ、この対処を行なっても中の水分を除去できるわけではないため何日もこの方法で持たせることはできません

翌日お店が空いている時にすぐにお店に持ってくるようにしましょう

 

海水、洗濯機の水没から長く使えたケースは少ないので、買い替え推奨

経験談ですが海水や洗濯機などの水没の場合、復活はしますが長く使えた試しはあまりありません

要因の一つに、「お客様希望」という部分もありますが

海などの海水の場合は3か月以内、洗濯機などの場合は1年以内には壊れてしまうケースが多いです

 

おそらく海水に含まれる塩分、洗剤に含まれる化合物がおそらく腐食のスピードを早めている印象があり

これらの異物をきれいに落とすためにはかなりの時間が必要となります

テレビ番組の検証動画でも2週間〜3週間かけて復活しているため、それぐらいの時間は必要となります

 

ただ、それだけの時間をかけて修理してほしいという人はほとんどいません

そのため、最低限の処置を行いデータを抜くことだけの時間が動く程度の復活を行います

その復活した程度の時間が上記の期間となります

ただこの作業でも約1日〜3日ほどは時間が必要となります

 

「時間がー」という人が多いので、データを抜ける程度まで復活した後に買い換えた方がいいでしょう

 

水没故障は初動の対応によって大きく変わる

いかがでしょうか?水没した場合、このように初動にどのように対応したかによって

復活するしないが変わってきます

人命と同じく初動の対応が特に大事で、間違った処置を行えば復活しないだけでなく、短命になってしまう

そんな取り返しのつかない事態にまで発展する恐れがあります

 

営業時間内であればすぐにお店まで

営業時間外であれば、早期の初期対応を

これを行うか行わないかで復活できる可能性が変わるだけでなく、そこから使える使用年数にも大きな差が生じてきます

 

多くの場合は、水没してもデータが救出できればという人が多いです

そのため、水没した時の対処法よりも「日頃からバックアップをとっておく」ということが重要となります

便利な時代になった反面バックアップも細かく設定できるようになっており

「常にバックアップを取り続ける」か「月一、指定日のみにバックアップを取る」など

お客様の設定次第で状況は大きく変わってきます

 

このような状況がわからないという場合は月一でバックアップを取ることを推奨します

最悪の状況を避けるためにも、このような対策は必要となるでしょう

 

自分の携帯電話は修理店でも携帯ショップでも守ることはできません

自身の携帯電話は自身で管理し守っていく必要があります

 

水没などの突然の事故に備えるのであれば、事前に知識を得ておいた方がいいでしょう

あいプロ佐世保店では、水没端末の修理対応を行なっています

営業時間は朝10時〜夜20時までとなっており、火曜日水曜日はお休みとなります

当店がお休みで急ぎであれば、他のお店をお尋ねくださいませ

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