あいプロ柏ではXperiaの画面修理も承っております!
こちら、下の画像はXperia Z4でございます。
画面割れのお客様が来店されました。
今回はこちらの修理・作業状況をざっくりですがお見せしたいなと思いますー!
まず、バックパネルを外します。
外す際は本体の中にあるケーブルを切らないように気をつけながら、
パネルと本体をくっつけている、両面テープを慎重に剥がしていきます。
バックパネルを外しますと、中はこのようにバッテリーと基盤が見えます。
まずバッテリーのコネクタを外します。
次にバッテリーを外します。
この際にバッテリーは、ドックとサイドボタンの配線が裏面で接着されているので、
勢いよく外さないように気をつけます。
誤って力強く引っ張ってしまうと、ドックとサイドボタンの配線がぐちゃぐちゃに切れてしまいます。
バッテリーを外したあとの画像です。
配線とは言っても、黒い薄く帯のようなものがあります。
これがバッテリーの裏面と接着されていたのです。
さて、作業を続行します。
プラスドライバーでカバー付きドーターボードとを繋ぎ止めているネジを緩めます。
ネジは外しますがドーターボードはまだ外しません。
フォームパッドをピンセットで使い外しています。
フォームパッドを外したらそのままピンセットを使って
アンテナケーブルを外していきます。
アンテナケーブルぼ接続部は2箇所ございます。
アンテナケーブルの次に
スパジャーなどを使い、振動モーターのコネクタを外していきます。
外しましたら、隣にあるメインフレックスコネクタを外していきます。
次は、下側にあるフレーム(ドーターボード)をピンセットで抜き取ります。
外す際は折れないように力加減に気をつけていきます。
外れました。
こちらがドーターボードです。
このまま下側の作業を続けていきます。
ラウドスピーカーとフレックスケーブルアセンブリの接続をスパジャーを使って外します。
テコの原理で優しくマイクロフォンを持ち上げていきます。
上の基盤、マザーボードからメインフレックスケーブルを外します。
左画像
ミッドフレームを掴み、アンテナケーブルとメインフレックスケーブルを分離します。
外す際の注意点はミッドフレームは軽く薄いので折れやすいです。
一点に力を入れすぎずに、折れないように慎重に外していきます。
取り外したものが右画像になります。
ラウドスピーカーを保護している銀盤を外していきます。
ラウドスピーカーの隣にフォームパッドがあるので
こちらもピンセットで取ってしまいます。
フォームパッドと一緒に取れてしまうこともありますが、
こちらの小さいセーフガードも外します。
小さくて軽いので、飛ばしてなくしてしまうことがないように気をつけて作業します。
セーフガードをつまんでます。
次にラウドスピーカーを外します。
フレームを折らないように気をつけて作業します。
こちらはサイドボタンのフレックスケーブルです。
まずは下側の充電コネクタ部分を抜き取ります。
断線させないよに配線に圧力かけないように注意です。
取り出すとこんな感じです。
次にスパジャーを使って上部のマザーボードからの接続コネクタを取ります。
取りましたらそのままサイドボタン側のミッドフレームを外します。
これを外す際は、中央の銀盤と左サイドのフレーム側につまみがあるので、
力強く引っ張ると折れたり欠けたりします。
壊してしまうとボタンとして機能しなくなってしまいますので、
変形もさせずに丁寧に慎重に抜きます。
分解後の画像です。
ここまでくると本体がほとんどすっからかんです。
マザーボードくらいしか見当たりません。
ですが今回はマザーボードを外さずに修理できるので、
マザーボードは外しません。このままにします。
左下にあるネジをプラスドライバーで取ります。
プラスドライバーでネジを取った本数はこれで2つ目になります。
ネジを取ったらフレームを外します。
ディスプレイケーブルアセンブリの左側にある黒い四角形のテープを剥がします。
テープを外したのち、下部をスパジャーで全て剥がしますとこのように配線が上向きになります。
これはフロントパネル(液晶)から伸びてる配線になります。
次はフロントパネルを外してこのケーブルを表フロントパネルごと抜き取っていきます。
もともと割れているもので再利用できないのでどんどん剥がしていきます。
割れパネルだと画像のように欠けてしまいます。
今回は比較的きれいに外せたほうです。
割れ具合がひどいともっとバラバラになります。
作業する際は怪我をしないように気をつけましょう。
よくガラスの破片が指に刺さります。
フロントパネル側からオープンした画像になります。
このまま配線ごとパネルを抜き取ります。
以上で分解作業は終わりです。
右側が割れパネルで
左側が新パネルです。
赤いですが、これは新品を表すシールが貼ってあるので外せばいつもの銀になりますよ!
このあとの作業は先程までの工程を逆にしていき組み立てていきます。
無事組み立てが終わった画像になります!
組み立てる際に注意点ですが、
サイドボタン側のミッドフレーム接続が個人的には難しかったですね。
銀盤のつまみ部分に引っ掛けながら奥へ押し込まないといけないので、
それに気が付かずに突っ込んでしまいますと少し浮き上がりますし、
ボタンとして機能しません、
なんならボタンを押したときの反発がないです。
次に苦戦したところは、充電コネクタ部分の上にかぶせる
ドーターボードの設置ですね。
これがなかなか難しく、しっかりと周囲の部品を繋げあわせないとサイズ感がズレてしまい
なかなか設置できませんし、浮き上がってばかりです。
力ずくでやらないようにしましょう。
以上が個人的に苦戦、注意すべきところだと思います!
いかがでしたでしょうか。
分解好きな方は自身で修理されるかと思いますが、
作業の際はお気をつけください!