iPhoneXS タッチ不良 画面交換修理
みなさまこんにちは!
あいプロベイシア名古屋みなと店の店長でございます。
本日は、名古屋市北区よりお越しいただきましたお客様の
iPhoneXSを修理させていただきましたのでご紹介していきたいと思います♪
お客様からのご相談内容としましては、「iPhoneを落としてしまい画面割れこそなかったが、画面の右端全域のタッチが効かなくなってしまった・・・」とのこと。
画面にはデジタイザーと呼ばれるタッチ機能を司る機能がございまして、そこが故障するとタッチ機能に不具合が生じてしまうことがございます。
その場合は、画面を交換してしまえば直すことができます!!
ただし、タッチ不良の原因として画面の故障以外にも基板の故障も考えられます。その場合は基板修理ということになりますが、
今回のよう画面すべてではなく、一部分のタッチ不良の場合は、ほとんどの場合がデジタイザーの故障になるので、画面交換修理で直すことができます!
それではさっそく修理の方ご紹介していきたいと思います。
手順①:画面を開く
まずは、分解をしていくにあたり、画面を開いていきます。
iPhoneの画面はライトニングコネクタの両サイドに設置された2つのネジが本体フレームと接続させているので、
まずはこれを取り外します。
次に、薄いヘラを画面とフレームとの間に入れ込み、てこを利用して画面を少しだけ浮かせます。
そして浮かせて出来た隙間に指の爪を入れ込みます。
片方の爪を入れ込んだら、もう一方の手の爪の入れ込みましょう!
そして入れ込んだ爪をフレームの縁に沿ってスライドさせていきます。そうすることで画面とフレームを剥離することができるのです。
※この時、ヘラで画面をフレームから剥がそうとすると、ヘラが液晶に当たり高確率で損傷させてしまいます。
当店では安心安全に修理を行うために、液晶まで届かない指の爪を使用しております!!
また、iPhoneXsには、防水/防塵機能が搭載されており、その役目を担っているパッキンが画面とフレームとの四隅に設置されております。
このパッキンが非常に粘性の高いものになっておりまして、画面を開く工程でどうしてもパッキンも一緒に剥がれようとして伸びてしまい
本来の効力が発揮できなくなってしますし、端末に隙間があると、少量の水でもその隙間から内部に水が侵入して故障の原因ともなります。
それを防ぐためにも当店では、別途700円にて防水/防塵パッキンの取り付けサービスを行っておりますので、ご要望の方は、お気軽にお申し付けくださいませ!
全ての辺を剥離出来たら、画面を右側に開くことができます!
手順②:画面を取り外す。
続いて、画面を本体フレームから完全に取り外してまいります!
まだこの状態では、画面と本体はケーブルによって接続されているので、取り外すにはそのケーブルを外す必要がございます。
下記画像をご覧ください。
黒いL字型の物体場バッテリーになりまして、その右側に細長いプレートがあるのがお分かりになりますでしょうか。
これは保護プレートといって、ケーブルコネクタを保護しているプレートになります。
したがって外し必要のあるケーブルコネクタはこのプレートの下にあるので、まずはこのプレートを外していきます。
といってもネジ数個で留めてあるだけですので容易に取り外すことができるでしょう!
取り外したらこんな感じです♪
多くのコネクタが接続されているのがお分かりになるかと思います。
画面を外す為に必要なコネクタの数は4つです。
まずは、バッテリーのコネクタから外していきます!
ここで他のコネクタから外してしまうと、電力の供給元であるバッテリーのコネクタが接続されたままでの分解となりますので、
コネクタを外すときに基板に負荷が掛かり、ショートして壊れてしまう恐れがございます。
そうした事態を防ぐためにもまず一番最初にバッテリーのコネクタを外しましょう!
バッテリーのコネクタを外すときは必ず絶縁仕様の道具を使用します。
先ほども述べましたように、バッテリーのコネクタは電力の供給部分になりますので、金属製など電気を通してしまう道具で
バッテリーのコネクタを外そうとすると、電気が流れこれもまた基板に負荷が掛かりショートして壊れてしまいます。
なので、ナイロン製かプラスチック製などの絶縁仕様の道具を使用しましょう!!
あとの3つはデジタイザー(タッチ機能)、液晶、イヤースピーカーケーブルのコネクタになりますが、これに関しては順不同です。
すべて外し終えたら、画面を本体フレームから分離させることができます。
手順③:新品画面の動作チェック♪
続きまして、新たに取り付ける画面の動作チェックを行います!
しっかりと、液晶が正常に映るかどうか、タッチは正常に利くかどうかのチェックを行います。
これを怠ると、修理が完了していざお客様にチェックしてもらったときに不具合が出てると再度お時間を頂戴することになります。
お客様にも大変ご迷惑和おかけしてしまうので事前の動作チェックは欠かさず行います。
手順④:スモールパーツの取り外し&取り付け
続いて、元の画面に設置されているスモールパーツを取り外して、新品画面へと移植していきます。
iPhone8までであれば、インカメラケーブル、イヤースピーカー、ホームボタン、銀板(ヒートシンク)を取り外さなければなりませんでしたが、
iPhoneX以降は、イヤースピーカーケーブルのみとなります。
イヤースピーカー部分はネジ3つで固定されているのですべて外します。
黒いケーブル部分は画面側に接着されているので、無水エタノールを付着させたヘラで接着を溶解させながら剥がしていきます。
上部にはセンサーパーツが画面側の枠にはめ込まれるような形で設置されておりますので、ヘラで少しだで起こしてやって
あとはピンセットでつまみ取ります。
ここのセンサーパーツは非常に繊細で壊れやすいパーツですので取り外しは慎重に行います。
画面側に残っている枠も一緒に取り外します。
これが無いとセンサーパーツを固定させることができず誤作動の原因ともなるので注意です!!
新品画面へと移植するときもしっかりと位置を合わせて設置しないとこれも誤作動の原因となるので注意です!!
手順⑤:スモールパーツの動作チェック&組み立て
続いて移植したスモールパーツの動作チェックを行います。
通話時に声が聞こえているかどうか、通話時に端末を顔に近づけると画面が暗転するかどうか、
外の明るさによって画面の輝度が自動調節されるかどうか(設定によっては確認することが不可)を確認いたします。
問題が無ければ一度画面を取り外し、お客様からのご希望があればこの段階で防水/防塵パッキンの取り付けを行います。
そして、最後に、画面を取り付けて閉じ、ネジ2本で固定させたら、修理の完了です!!
いかがでしたでしょうか!!
iPhoneXsの画面交換修理にかかるお時間は、約30分ほどになります!!
お買い物のついでに、ご予定のついでぜひご活用くださいませ!
最後に
あいプロでは、画面修理だけではなく、バッテリー交換や充電不良、水没復旧やカメラ故障など、様々な故障にご対応しております。
また、iPhoneの他にも、ipad、androidやゲーム機など様々な機種が修理可能ですので、修理のご依頼やご質問等ございましたら、
いつでも気軽にお問い合わせくださいませ👍