XperiaXZs バッテリー交換♪
みなさまこんにちは!
あいプロベイシア名古屋みなと店でございます。
本日は、先日修理させていただきましたXperiaXZsの修理手順をご紹介していきたいと思います!
修理店を営んでいる私たちでも、androidの種類を全て把握することができません。
iPhoneであれば数が少ないので覚えるのも容易でございますが、androidとなるとスマホとタブレット合わせるとその数は膨大となります。
そんな中でどうやってスマートフォンの特定をしているのかというと、スマートフォンの型番です!!( ̄ー ̄)ニヤリ
スマートフォンの表側の上部や背面の下部に型番が表記されていて、それをネット検索にかけることで、端末の特定をしております( ̄ー ̄)ニヤリ
ただ、Softbankのandroidスマホには端末自体に型番が表記されていないんですよね・・・(´;ω;`)
ただ、ご安心ください!!
たとえ型番の表記が無くとも、設定→端末情報または、設定→システム→端末情報にて、端末の種類を調べることができます!
今回お持ち込みいただきましたXperiaXZsはソフトバンクモデルとなりまして、型番は602SOです。
ちなみにau版の場合は、SOV35、docomo版の場合は、SO-03Jとなります。
これらの違いは、キャリアを判別するための物であってスペック面に関しての違いは全くありません。
ですので、当店ではすべてのモデルのXperiaXZsの修理を行うことができますのでご安心を!!(‘◇’)ゞ
さて、今回のお客様は、名古屋市からお越しの方で、ご相談内容としましては、
「半日でバッテリーが切れてしまうくらいバッテリーの持ちが悪い・・」、とのこと。
XperiaXZsの発売日2017年の5月でして、発売当初から使用しているとのことでしたので、4年間使用し続けていることになります。
スマートフォンのバッテリーの寿命は2年~3年と言われております。
また、この2~3年という寿命年数も、当然ですがスマートフォンの使用用途にもよって変わってきます。
ゲームアプリをよく遊ばれる方や、充電しながらの使用、GPSを日常的に使うなど、
通常以上の発熱を伴う使い方をしていると、バッテリーの寿命はそれよりも短くなっていきます。
今回のお客様は、WEBブラウジングや動画視聴などライトな使い方をされておりましたが、やはり4年間という年月は
バッテリーには長すぎたようです。
それではさっそく、修理の方始めて参りましょう!!
1:画面を取り外す
Androidスマホには、画面側から分解していくものと、バックパネルから分解していく物の2種類がございますが、
今回のXperiaXZsは、画面側から分解していくタイプとなっております!
画面は本体フレーム側と接着テープによって強力に接着されております。
物ママ剥がそうとしても絶対に剥がれませんし、無理やり力を加えても液晶が損傷するだけですので、まずはこの接着を弱める必要がございます。
そのためには接着部分を温めます!!
接着剤などの粘性のあるものは熱を加えることによって溶解するので、その特性を利用して接着を弱めていきます。
熱を加えるのに使用するのがヒートガンです!
Androidスマホ修理には必須の道具となります。
ご自身で修理される場合は、家庭用のドライヤーでも代用可能です!
温めて接着を弱めたら、ヘラを画面とフレームとの隙間に入れ込み隙間を作ります。
そしてその隙間にトランプを差し込み、接着がされている4辺をトランプで断ち切っていきます。
全ての接着を断ち切ることができましたら、インカメラ側を持ち上げて画面を開きます。
ディスプレイのケーブルが本体基板と接続されておりますので、それを外していきます。
ディスプレイのコネクタの上には黒いプラスチック製のカバーがあるので、それを外してから、コネクタを外します。
この時、画面を持ち上げながらでの作業でも全く問題はございませんが、
少しだけ画面を下にズラすと、より作業がしやすくなります!!( ̄ー ̄)ニヤリ
ディスプレイのコネクタはヘラで外していくのですが、ヘラだけで外そうとすると、コネクタがはめ込まれているところまでもが
一緒に上がってきてしまうので、一方の手はヘラを、もう一方の手はコネクタを接続部分を抑えながら外すと、スムーズに外せることでしょう!!
※この時使用するヘラは必ずプラスチック製やナイロン製など、絶縁仕様のヘラを使用してください。
今この状態は、バッテリーが接続されているので通電状態となります。
この状態で金属製など電気を通してしまう道具で電力の供給部分であるコネクタに触れてしまうと、電気が流れて最悪の場合ショートを引き起こして
基板が壊れてしまいます。注意です!
これにて、画面の取り外しが完了です!!(‘◇’)ゞ
2:バッテリーの取り外し
続いてバッテリーを取り外してまいります。
そしたらまずは、基板やバッテリーを保護している銀板を固定させているネジをすべて取り外します!
このまま銀板を取り外していきたいところなのですが、銀板の下に存在しているバッテリーが、本体側ではなく、
銀板側に接着されているので、このまま銀板を取り外そうとすると、バッテリーのコネクタは接続されている状態ですので、
コネクタ部分やケーブル部分が破損してしまいます。
ですので、バッテリーのコネクタを外してから銀板を取り外します!!
バッテリーのコネクタは、銀板の左下にある小さなカバープレートの下に隠れています。
そして、銀板を取り外すと、
それをひっくり返すとこう!!
バッテリーが見えましたね!!
このバッテリーは銀板に両面テープで接着されているので、剥がす必要がございます。
バッテリーの上の部分にりゅめんテープの余り代が出ているので、そこをピンセットでつまんで、
くるくると巻き取り剥がしていきます。
両面テープはバッテリーに対して縦に2本設置されているので、2本とも剥がします。
これにてバッテリーを取り外すことができました!!
3:新品バッテリーの動作確認&組み立て
続いて、新たに取り付けるバッテリーの動作確認を行います。
このまま確認せずに組み立ててしまうと、動作確認をしたときに不具合が出てしまった場合、
再度分解をする手間がかかりお客様にも追加でお待たせしてしまうリスクが出てきてしまうので、
事前の動作チェックは必ず行います。!(‘◇’)ゞ
しっかりと起動が確認取れて、バッテリーの減りに異常が無く、充電も正常に溜まることを確認できたら、OKです!
そしたら再度ばらして、バッテリーに専用の両面テープを貼りつけて銀板に取り付けます。
この時、本体側と接続するコネクタの位置に気を付けて銀板委取り付けないと、いざ接続しようとしたときに位置が合わず
再度やり直し・・みたいなことになってしまうので注意です。
難しい場合は、バッテリーコネクタの位置を合わせて置き、上から銀板を設置してバッテリーが銀板に張り付くように
上から少し押してあげる方法でも大丈夫です!!
あとは銀板を取り付けて、ディスプレイコネクタを接続させ、バッテリーコネクタを接続します。
最後、画面の縁がフレームの縁につかないように持ち上げておいて、本体フレームの縁に接着テープ代わりの
B7000という接着剤を塗布していきます。
あとは、画面を閉じて、クリップで30分程度圧着させて、修理完了です!!
修理内容:XperiaXZs バッテリー交換
作業時間:1時間30分
修理費用:7,400円(税込)
最後に
あいプロでは、バッテリー交換だけではなく、画面修理や水没復旧、充電不良など、様々な故障にご対応しております。
また、androidの他にも、iPhone、iPadやゲーム機など様々な機種が修理可能ですので、修理のご依頼やご質問等ございましたら、
いつでも気軽にお問い合わせくださいませ👍