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デジプロ×あいプロ ララガーデン仙台店
〒9８２-００１１ 宮城県仙台市太白区長町七丁目20番5号
ララガーデン長町2F
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※現在館内全体が時短営業のため、当面の間は朝10時から夜20時までとなっております。
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こんにちは、スマホ修理のお店デジプロ×あいプロです！！
水曜日は当店が入っている施設ララガーデン長町の「ポイントアップデー」です！
もう近隣のテナントさんではサマーセールなるものを開催していますね。
春っぽさを感じてきたと思えば、5月のGW中に1日くらい真夏日があったりしますよね。毎年ではないんですが。
もう夏も近いということですね！マスクしながら迎える夏は去年も大変でしたが、グッと堪えて過ごしましょう。
さて、時折お問い合わせのあるこちらの機器。
スマホほど持っている人も多くないですが、専用のApple pencileが使えることでタブレットの域を超えた逸品。
特にイラスト描きを始めたい方に強く支持され、後継機にもペンシルは引き継がれていくことになります。
2017年6月5日発売 iPad Pro2017
左 12.9インチ 右 10.5インチ
また出ました、2017年機種。
狙って取り上げているのではなくほんとに偶然です。
容量は64GB、256GB、512GBの3種類。
ペンシル以外の特徴としては、ベゼルを削りディスプレイ面を広く確保、より「大きな画面」に。
チップはいずれもA10X Fusion搭載により、これまでにないヌルヌルした軽快な動作を実現。
これまで本体下部にしかなかったスピーカーを上下に持たせることでより臨場感のあるステレオサウンドになりました。
横向きにして動画視聴した際にこれまでと違うサラウンドな音の広がりを楽しめます。
本機は私も使ってますが、購入は2018年の4月あたりだったと思います。
3年の間に酷使され、バッテリーは気づけばもうこんなに減ってる！くらいのところまできています。
今回ご依頼があったのはまさにこのiPad Pro2017(10.5)
ケースに入れて使っていたものの、地面に落とした際にパキっといってしまったそうです。
電源ボタン付近にボディのへこみがありましたが、ヒビのスタートは別の箇所にあるように思えます。
iPadシリーズはiPhoneと見た目は同じように思えますが中身はまるっきり別物で、iPhoneおなじみの星形ネジもなければ、本体とディスプレイの接着は単純な接着剤です。
これがまた強力なので剥がすのに一苦労。
ベゼル周囲をヒートガンで熱し、溶けやすくなったところをごく薄いヘラで切り開きます。
アルコールをつけると溶けやすくなります。
隙間をキープするために最近はギターピックを多用しますが、楽器屋でソフトからハード、厚さも多様なのが手に入るのでついつい見てしまいます…。
ピックが入らないくらいほどの固い隙間には相変わらずトランプです。
開きました、iPadシリーズの多くは正面右下の方にディスプレイケーブルが走っていますが、このiPad Proは真ん中下部でした。
こんなんでいいのか…と思うほどの板で2箇所だけネジ留めされています。
逆に分解はしやすいかもしれません。
あまり豪快に開くと断線するので慎重に。
ディスプレイが直角までいかない程度でドライバーを入れやすくなると思います。
割れたiPadの大半は本体にフレームが残ります。
ガラスと変わらないくらい鋭利なので気を付けて取り除きます。
ディスプレイコネクターを外し、「蓋が開いた」状態になりました。
バッテリーが巨大です。
隠しテープでほとんど覆われていて、あまりメカっぽさは感じませんね。
おっと、外したディスプレイから何かとれました。
インカメラを覆うカバー？フレーム？ですね。
ただの接着剤で固定されていましたが、これは交換用パネルに「移植」しなければなりません。
iPadのスタイリッシュさとはなんなのか、と言いたくなるようなホームボタン周り。
接着剤で留めてあるだけでネジもなにも見当たりません。
もっと言えばここまで外したネジはディスプレイケーブルのネジ2つ、それ以外のネジを外すことは今回ありませんでした。
接着剤を剥がして、ツメを起こしてホームボタンのケーブルを抜き終了。
取れましたね。
実はこれが今回一番の曲者で、パネル内側の外した跡を見ると分かります。
何も置くべき場所を特定できるようなものは見受けられません。
勘で「この辺かな？」と探るしかないのです。
そのくせ置き場所を間違えると高さが合わず、反応はするもののホームボタンを押してる感覚がなくなってしまったり、特定の角度からしかボタン操作を受け付けないようになってしまったりと、ネジや固定具にすれば起きなかったような問題が多発します。
瞬間接着剤で1発勝負、溶剤が含まれているので苦労します。
だいぶ飛んでしまいましたが…ホームボタンを移植し、インカメラのフレームを移植できたらほとんど終わったようなものです。
正直iPadシリーズはホームボタン付近を除けばさほど難しくはないかもしれません。
ただ、ここは時間をかけて何度も正しい位置なのか、接着する前にしっかり確認してからにしましょう。
瞬間接着剤は溶剤なので文字通り素材が溶けてくっつきます。
溶けた素材を剥がす、くっつける、また剥がす、またくっつける…
何度もしていたらどうなるか想像がつくと思います。
接地面の高さが合わないことがホームボタンの押した感覚に本当に大きく影響が出るんです。気軽に戻せない箇所なので、ここは本当に大事にしましょう。
新しいパネルをはめ込む前に、ベゼル周囲に接着剤を伸ばします。
しっかり隙間なくくっつけたら、パネルが浮いてこないように＋しっかり吸着させるためクリップで留めます。
放置時間は40分ほど。
時間が経ちましたらはみ出た接着剤をふき取り、一連の動作確認をして完了です。
一番気にすべきなのはなんといってもホームボタン。
ちゃんと押せるか、Touch IDが効くか、反発を感じるか。
それ以外はスワイプ、タッチ、どの箇所も反応するか。
カメラは映るか、アウト、イン共に。特にインカメラは移植したフレームが邪魔をしていないか。
オフラインの動作が問題なければwi-fiを拾えるか見たり、可能ならブラウザも表示してピンチイン、アウトも試しましょう。
今回のiPad Pro10.5
修理費は税込み30,000円ちょうど。
所要時間は3～4時間といったところでした。
画面を割ってしまったのがよほどショックであったのか、オススメのコーティングもご依頼いただきました。
このサイズですと4,980円で片面させていただいております。
コーティングも絶対割れない訳ではないんですが、かなり頑丈になりますし発色や操作感度も良くなります。
画面割れで修理をされた方皆様にオススメさせていただいており、7割くらいの方はご依頼される傾向にあります。
せっかく直したことですから、これからはそういうことがないよう過ごしていただきたいですね。
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さてそんなわけでiPadのご依頼でしたが、基本的に部品代が高額なため修理費用も高額になってしまいやすいです。
そのため店頭に常に部品があるものも少なく、まずは持ち込んで状態を見てからのご相談が確実かと思います。
ララガーデン長町にお越しの際は、ぜひ一度ご相談ください！
お待ちしております！！
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